・「システムエンジニアってそもそも何?」
・「年収はいくらくらいなの?」
・「どんな仕事をしているの?」
・「どういう人が向いているのかな?」
といった疑問にお答えします。
0.目次
1.システムエンジニアってそもそも何?
2.年収はいくらくらい?
3.どんな仕事をしているの?
4.仕事のやりがいは?
5.システムエンジニアはどういう人が向いてるの?
1.システムエンジニアってそもそも何?
システムエンジニアとは、「クライアントにヒアリングを行い、要求に最適な仕様のシステム開発を行う職業」です!
開発の現場において、システム設計やプログラミングなどの業務を担当します。
プログラミング業務では、プログラマーに依頼することもあれば、自分自身でプログラミングをすることもあります。
システムエンジニアはプログラマーの上位職であるため、プログラマーのリーダー的ポジションであるともいえます。
2.年収はいくらくらい?
システムエンジニアの平均年収はズバリ!「約650万円」です!
20代後半が465.8万円、30代後半が583.8万円、40代後半が734.7万円となっています。
システムエンジニアの年収は、キャリアを積んでいくと増えていくことが年収が高くなっている要因と言えます。
3.どんな仕事をしているの?
システムエンジニアの仕事内容は、「要求分析・要件定義、外部設計、内部設計、テスト」の4つです。
それぞれについて説明していきます。
①要求分析・要件定義
開発を行うシステムに求められる機能の要件をまとめる工程です。
要件には、パスワード認証やデータベースの検索といった機能、入出力データの仕様、操作性などの非機能要件、業務フローなどがあります。
要求分析・要件定義をもとにシステム開発は行われるため、ヒアリングをしっかりと行いクライアントの意図を深く理解することが必要です。
要件定義の内容をまとめたテキストは要件定義書と呼ばれます。
②外部設計
要件定義書に従って、どのようなシステムの構成にするか設計を考える工程です。
外部設計で決めた内容をまとめたテキストを基本設計書と呼びます。基本設計書は開発者の視点で記述します。
外部設計では、方式設計・機能設計・セキュリティ設計といった、システム全体や開発方針に関わる外部仕様について考えます。
開発工程のスケジュール・費用についても提案も実施。クライアントとのすり合わせも外部設計の工程で行われます。
③内部設計
内部設計は、システムの内部の動作・データ処理などの内部仕様について設計を行います。
プログラミングの工程に必要となる設計なので、クライアントに確認を取ることは少ないです。
内部設計をまとめたテキストは内部設計書や詳細設計書と呼ばれます。
外部設計で決定したシステムを実現するための具体的な設計を考える工程です。
④テスト
プログラミングの工程で作成したシステムのテストを行う工程です。
単体テストは作成したプログラム、結合テストはプログラム同士の連携、システムテストで総合的なシステムのテストを行います。
4.仕事のやりがいは?
システムエンジニアのやりがいはズバリ!「技術的な成長を実感できること、モノづくりの楽しさが感じられること」です!
それぞれについて説明していきます。
①技術的な成長を実感できること
システムエンジニアはそれぞれの専門分野のスキルを身に付けられ、仕事を通して技術的な成長を強く実感できる仕事です。
スキルを磨いても、どんどん新しい技術がIT業界には登場します。その学んだ新しい技術が仕事に生かされる場合もあります。
日々の学習の成果によって生み出した自分のアイディアが、プロジェクトに貢献した時にはクリエイティブな楽しさが感じられます。
②モノづくりの楽しさが感じられること
モノづくりの楽しさが感じられることは、システムエンジニアの仕事の魅力です。
システムエンジニアはシステムが完成した時に大きな達成感が感じられます。規模が大きくなるほど、その感動も大きくなります。
ただ、システムは開発がゴールではありません。ユーザーがシステムを利用して、仕事の効率化・楽しさ・利便性を得ることが目的です。
システムを納品してクライアントやユーザーに喜んでもらえた時に、企業や社会の役に立っていることが実感できます。
時には自分がユーザーとしてそのシステムを使う場合もあります。
5.システムエンジニアはどういう人が向いてるの?
システムエンジニアに向いている人はズバリ!「プログラミングのスキルのある人、コミュニケーション能力のある人、マネジメント能力のある人」です!
それぞれについて説明していきます。
①プログラミングのスキルのある人
システムエンジニアには、システム開発を支えるプログラミングのスキルが求められます。
プログラミングの工程はプログラマーがメインに担当しますが、システムエンジニアはその設計を考えるので、プログラミングの基礎知識を身に付けておくとベターです。
企業によってはシステムエンジニアがプログラミングの工程を兼任する場合もあります。
また、クライアントに対して開発するシステムの提案や説明を行う場合にも、プログラミングのスキルは強い武器になります。
②コミュニケーション能力のある人
システムエンジニアには、プログラミングのスキルをはじめとする技術に関する能力が必要です。そして、それを生かすためには、コミュニケーション能力も欠かせません。
コミュニケーション能力は、要求分析・要件定義の工程において、クライアントの課題や問題を汲み取り、わかりやすく解決策を提示する際に役立ちます。
また、プロジェクトに取組む際に、チームをまとめて業務を円滑に進める上でもコミュニケーション能力は大切になります。
③マネジメント能力のある人
システム開発を滞りなく進めるため、スケジュール管理やチームのバランスを保つマネジメント能力もシステムエンジニアには必要です。
システム開発はタイトなスケジュールになる場合が多く、リリースまでのスピードが求められる近年ではその傾向が強くなっています。
そのような状況で納期通りにプロジェクトを進める上には、全体を見据えて業務のコントロールを行わなければなりません。
上記の項目をしっかりと理解すれば、就活が少しでもうまくいくはずです。
深呼吸を行い、リラックスした状態で面接を受けましょう。