スーパーバイザーに興味がある人はこれを見よう!

・「スーパーバイザーって何なの?」
・「どんな魅力があるの?」
・「どんな人が向いているの?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.スーパーバイザーについて
2.スーパーバイザーの仕事内容
3.スーパーバイザーの魅力
4.スーパーバイザーの一日
5.スーパーバイザーに向いている人

1.スーパーバイザーについて

スーパーバイザー(supervisor)とは、「様々な業界において、現場の監視・監督、プロジェクトの管理・作品の監修などを行う仕事」です!

「SV」と略して表記されることもあり、例えば、コンビニやファストフード店など、チェーン展開しているサービス業の店舗や飲食店の場合、スーパーバイザーは店舗を巡回し、正しいサービスが行われているかの管理や、売上を伸ばす指導や改善案を出します。

2.スーパーバイザーの仕事内容

こちらでは「小売店・飲食店、コールセンター、福祉業界」の3つに分けて紹介します。

➀小売店・飲食店

担当エリアを持ち、エリア内の複数の店舗を定期的に巡回し、各店舗の店長とコミュニケーションを取りながら、売上・商品構成・商品の陳列方法・在庫管理・スタッフ教育など店舗運営の凡ゆる面に関して指導やアドバイスを行います。

また、本部(本社)からの連絡事項を店舗に伝えると同時に、店舗の状況を聞き取り本部へ持ち帰る橋渡し役としても活躍します。

➁コールセンター

コールセンターのスーパーバイザーは、そこで働くスタッフの統括を行う役目を担い、スタッフへの業務指導・研修・フォローアップなどを担当し、現場が円滑に動くように纏めていきます。

また、難しいクレームへの対応はスーパーバイザー自らが行うこともあります。

➂福祉業界

福祉業界のスーパーバイザーとは、社会福祉施設・社会福祉機関など、援助を行うスタッフに対して指導・評価・管理などを行う仕事です。

ケアマネジャーの上位にあたる「主任介護支援専門員」と言われる人がスーパーバイザーとして活躍することが多くなっています。

3.スーパーバイザーの魅力

スーパーバイザーの魅力は「現場と本部の橋渡し役になれる、携わった店の売上が上がること、人を巻き込んで導ける」の3つです!

➀現場と本部の橋渡し役になれる

スーパーバイザーのやりがいは、どのようなフィールドで働くのかによっても多少変わりますが、店舗などの現場と本部の橋渡し役となり、両者の調整役として活躍できる存在になれるところにあるでしょう。

現場にいる人・本部側も、それぞれ異なる思いや事情を抱え、そこにスーパーバイザーが介入することによって、両者の考えを的確に纏めて伝えることで業務が円滑に進むようになり、皆が安心して働けている姿を見た時には魅力を感じられます。

➁携わった店の売上が上がること

特に小売店で働くスーパーバイザーの場合、担当店舗の売上・経営状態というのは、何よりも気になり、毎月、各店舗が目標をきちんと達成出来るかどうかハラハラドキドキの連続になりますが、現場の問題点を冷静に洗い出し、店長と一緒になり問題を改善し、地道な努力が成果に結びついた時は非常に嬉しくなるでしょう。

また、スーパーバイザーは店舗に積極的に顔を出すことによって、お客さまの喜ぶ顔を見たり、生の声に触れられ、「店を盛り上げたい!」という気持ちのある人にとって、スーパーバイザーは大きな魅力を感じられます。

➂人を巻き込んで導ける

スーパーバイザーは、いち社員としての活躍だけではなく、現場全体を見回す視野の広さが求められる仕事であり、現状の課題を把握し、それを良い方向に進む為に自分の提案が採用され、実際に店長やスタッフに指示を出し、自分に周囲の人達がついてきてくれた時には、大きな誇りと責任感を味わえます。

情熱をもって周囲の人を導き、皆が自分を頼ってくれるようになると、この仕事で良かった気持ちになれます。

4.スーパーバイザーの一日

こちらでは「コンビニのスーパーバイザー」について紹介します。

9:00 店舗巡回開始

週1日のオフィスへの出社日以外は、基本的に担当店舗へ直行します。

9:30 売上確認・データ分析

前週の売上を確認して、売れ筋商品や客層を把握します。

10:00 レイアウト変更

データを基に、店長に商品陳列方法を変更の提案を行います。

10:30 次の店舗へ

新キャンペーンのポスターが見えづらいので、別の場所に張り直すように指示します。

11:30 移動中に休憩

昼休憩の時間は日によって変わり、時間がない時は、移動中の営業車の中で食べることもあります。

12:30 フランチャイズオーナーと打ち合わせ

新たに加盟店に加わったフランチャイズ店へ向かい、新米オーナーから店舗運営に関する相談を受け、ノウハウを明確に伝えます。

14:00 次の店舗へ

お客さまからのクレーム内容について共有し、資料を纏めて本部へ伝えます。

16:00 スタッフトレーニング

接客が不十分と考える店舗で、スタッフへの接客教育を行っていきます。

18:00 本日最後の店舗へ

特に問題はありませんでした。

週2回以上は各店舗へ訪問するようにしています。

5.スーパーバイザーに向いている人

スーパーバイザーに向いている人は「人を巻き込める力がある人、分析・調査をするのが好きな人、人と関わるのが好きな人」です!

➀人を巻き込める力がある人

スーパーバイザーは、担当店舗や現場の業務が円滑に進み、売上アップに繋がるように力を発揮しますが、現場の状況を把握して、問題点や課題を見つけ出し、どのように改善していけばより良くなるかを常に考え、提案していかなくてはなりません。

そこでは「人を動かす力」が不可欠になりますが、強制的にやらせようと思っても、人はそう思うように動いてくれず、いかに人のやる気を引き出し、目指すものに向かって主体的に仕事に取り組んで貰えるようにすることが、スーパーバイザーの見せどころです。

また、店舗のオーナーや店長など責任ある立場の人と接する機会も多い為、自らも仕事対して情熱を持ち、人を巻き込む勢いのある人に向いています。

➁分析・調査をするのが好きな人

スーパーバイザーは、ただ熱いだけではなく、冷静に物事を判断する力も求められ、市場調査を行ったり、売上状況のデータを見て戦略を立てることもありますし、競合店のリサーチに出かけることもあります。

どちらかというと真面目な性格で、何かを調べたり、調べた情報から答えを導き出すことが好きな人に向いています。

➂人と関わるのが好きな人

スーパーバイザーは現場と本部の橋渡し役となり、常に人と接しながら仕事を進め、現場で働く人の思いや価値観は様々ですから、先ずは個々に真っ向に向き合い、信頼関係を構築していかなくてはなりません。

それが出来てようやく、現場からはスーパーバイザーの提案を受け入れてもらえるようになり、お互いに「チーム」として店を繁盛させるために頑張れるようになり、本部の方針を現場へ適切に伝え、実行に移してもらうためのリーダーシップも必要になります。

人との関わり合いは苦労することも多いですが、そこで生まれる様々なドラマを楽しめるような人は向いているでしょう。

上記の事項を知る事で、自信を持って就活ができることでしょう。
是非、参考にしてみてください。

笑顔を忘れずに、面接に励み、内定を勝ち取りましょう。