・「バイヤーって何なの?」
・「どんな魅力があるの?」
・「どんな人が向いているの?」
といった疑問にお答えします。
0.目次
1.バイヤーについて
2.バイヤーの仕事内容
3.バイヤーの魅力
4.バイヤーの一日
5.バイヤーに向いている人
1.バイヤーについて
バイヤーとは、「店に並べる商品を買い付ける仕事」です!
バイヤーになるには、百貨店に就職し或いはアパレルショップの販売員として働くところからスタートし、適正が認められれば、バイヤーへと転身していきます。
売上に責任を持つ為、データの分析能力が求められる以外に、海外への買い付けを行う仕事の場合には、語学力も必要になります。
2.バイヤーの仕事内容
バイヤーの仕事内容は、「生産元から商品を買い付け世に広める、売れる商品かとうか見極める、商品を売り出す」の3つです!
➀生産元から商品を買い付け世に広める
バイヤーは、生産元から商品を買い付ける仕事であり、バイヤーが買い付ける商品は、洋服・靴・宝飾品・家具・家電・雑貨・食品など、様々なジャンルのものがあります。
バイヤーの仕事をする為には「売れそうな商品を見極める」ことが何よりも大切であり、
「これなら沢山のお客様に売れるだろう!」と思う商品を見極めて買い付け店に並べます。
この為には、担当するジャンルの商品に対する幅広い知識を持つことはもちろん、洞察力、更に時代の流れを掴んで次に流行するものを予想する力が必要になります。
➁売れる商品かとうか見極める
バイヤーによる商品の買い付けは、先ずは生産者に品物を見に行くことから始まり、国内外を飛び回り、大都市で定期的に行われている展示会に向かうこともありますし、時には地方都市の工場や海外の市場まで直接足を運ぶこともあります。
売れる商品かどうかを見極める為には、日頃から市場調査を行い、既に店頭に並べている商品の売上数字にも敏感でなければなりません。
➂商品を売り出す
バイヤーにとっては、「いくらで取引出来るか」も買い付けの決め手となる大事な情報の一つであり、ただ情報を聞き出すだけでなく、価格交渉も交えながら「これなら沢山の人に売れるし、利益も出せる」という商品を見つけ出さなくてはいけません。
バイヤーは「商品を買い付ける」だけではなく、「商品を買い付けて売り出す」ところまでが大切な仕事です。
3.バイヤーの魅力
バイヤーの魅力は「時代を先取りする面白さ、商品を通したお客様の幸せ」の2つです!
➀時代を先取りする面白さ
1つ目の魅力は、時代を先取りする面白さを感じられることです。
商品の仕入れを担当しているバイヤーは、次のシーズンが来る半年前から、どんな商品を店頭に並べるのか作戦を立てなければいけず、一つの賭けのような一面があり、予想が当たれば大ヒット、予想が外れれば大損害、ということがいつでも起こりうり、だからこそ、毎回の仕事が緊張の連続で、成功した時には言葉に出来ない程の達成感や快感を味わうことが出来ます。
➁商品を通したお客様の幸せ
2つ目の魅力は、自分が売り出した商品でお客様を喜ばせられることです。
バイヤー自身、商品を買い付ける時には、自分が魅力を感じられるかどうかを十分に検討してから購入を決め、「これならお客さんにも自信をもって薦められる!」と思うから、その商品を選び、実際に沢山のお客様に手に取ってもらえて、「いい商品だった!」「買って良かった!」という声を聞くことができれば、バイヤーにとってこれほど嬉しいことはありません。
自分が薦めた商品で誰かが幸せになってくれるという喜びを存分に味わえられるのがバイヤーの仕事です。
4.バイヤーの一日
バイヤーの一日について紹介します。
10:00 出社、メールチェック
11:00 新商品の販売促進会議
12:00 昼食休憩
13:00 外回りに商品の買い付け
14:00 生産者のもとで商談
17:00 帰社、店舗の売上状況確認
18:00 退社
但し、商品の準備に追われる時は残業もあります。
5.バイヤーに向いている人
バイヤーに向いている人は「流行に敏感な人、見る目がある人、度胸がある人、分析力・計算力がある人」です!
➀流行に敏感な人
バイヤーという職業は「この商品なら確実に売れるだろう」ということを見極めた上で商品を買い付けることが仕事であり、ファッション・グルメ・電化製品など、それぞれの業界での最新の情報を手にしていなければ、こうした大きな判断は出来ません。
バイヤーには日頃から、テレビ・インターネットでの情報をマメにチェックしたり街に出かけて新商品をチェックしたりして、様々な情報をキャッチすることが必要になり、いつも世の中の流行に敏感な人に向いています。
➁見る目がある人
商品を買い付ける上で一番大切なのは、バイヤー自身に良いものを見抜くセンスがあるかどうかであり、洋服を選ぶのであれば、それが本当にオシャレなのかどうかを自分の美意識で考えなければいけませんし、食品を選ぶのであれば、それが本当に美味しいかどうかを自分の舌で感じ取らなければいけません。
誰かに選んでもらわなければ良いものが分からないような人には決して務まる仕事ではなく、「プレゼントを選ぶのが得意」「服装がオシャレだと言われる」「料理の味がよく分かる」など、普段から自分のセンスに自信がある人ならば、良い商品を見つけ出せる可能性は一気に高まります。
➂度胸がある人
バイヤーの仕事には、一つの賭けのような一面があり、事前の売上を予想してはいますが、最終的には売ってみなければ分からないのが事実であり、売れると思っていた商品が全く売れず、手痛い思いをしてしまう危険は常に付きまといます。
しかし、こういった失敗を恐れ過ぎると何も決断が出来なくなり、バイヤーとしてやっていけなくなってしまう為、自分の判断を信じて、大きな決断を恐れない度胸のある人こそが、バイヤーとして成長を続けていくことが出来ます。
➃分析力・計算力がある人
バイヤーが商品を買い付ける時、「この商品でどれくらいの利益が出せそうか」という具体的な計算が欠かせず、原価をいくらに抑えられる・どれくらいの数を仕入れる・売る時の値段はいくらに設定するのか、市場の動向なども分析しながら、綿密な計算をしなければいけません。
こうした計算をした時に利益が出せる見込みがなければ、どんなに良い商品でも買いつけることは出来ず、バイヤーには、良い商品を選ぶセンスだけではなく、商品を確実に売るための分析力・計算力が必要です。
上記の事項を知る事で、自信を持って就活ができることでしょう。
是非、参考にしてみてください。
笑顔を忘れずに、面接に励み、内定を勝ち取りましょう。