・「プログラマーってそもそも何?」
・「年収はいくらくらいなの?」
・「どんな仕事をしているの?」
・「どういう人が向いているのかな?」
といった疑問にお答えします。
0.目次
1.プログラマーってそもそも何?
2.年収はいくらくらい?
3.プログラマーの1日は?
4.プログラマーはどういう人が向いてるの?
1.プログラマーってそもそも何?
プログラマーとは、「コンピューターを動かすプログラム言語を用いて、さまざまなシステムやソフトウェアを作る仕事」です!
プログラマーが作成するシステムやソフトウェアは、さまざまな場所で使われています。
例えば、物流システムや金融システムといったような企業が使用するもののほか、テレビやスマートフォン、電子レンジなど、身の回りのあらゆるところにプログラムが活用されています。
一般的には、システムエンジニアがシステムの仕様書を作成し、それに基づいてプログラマーがプログラミングを行います。
プログラマーが活躍するジャンルには、以下のようなものがあります。
Web系:
ショッピングサイトやデータベースの構築など
ゲーム系:
スマートフォンのゲームアプリやオンラインゲームなど
組み込み、制御系:
電子レンジや炊飯器などの家電製品のほか、テレビ、スマートフォンなどの機械を制御するプログラムなど
パッケージアプリケーション系:
PCで使用するアプリケーションなど
社内システム系:
自社システムの構築や運用など
設備制御系:
交通機関、工場、研究室といった、設備に関する制御など
オープン、オンライン系:
ネットワークでWeb関連のシステムを開発し、サーバーのシステムを構築するなど
汎用系:
クレジットカード、金融機関のシステムで使われるメインフレームの開発など
通信系:
ルーターやモデムといったネットワーク機器をはじめとした、通信関連のプログラムなど
2.年収はいくらくらい?
プログラマーの平均年収はズバリ!「約500万円」です!
プログラマーの平均年収はほかのIT業種と比較して低めとなっています。
これはIT業界が成長し続けていることも影響しています。企業としては優秀な人材がほしいところですが、増え続ける需要に対して供給が追いついていません。
したがって、経験の乏しい、あるいは未経験者でも、ポテンシャル採用せざるを得ない状況なのです。
プログラマーは、エンジニア系キャリアのスタート地点であるため、年齢が高くてもスキルが低い新人がいることが平均年収が低くなっている一因です。
きちんとプログラマーとしてキャリアを積めば、「システムエンジニア」→「プロジェクト・リーダー」→「プロジェクト・マネージャー」へとキャリアアップしていくことができるため、将来的には高収入を得られる可能性の高い職種です。
なお、平均年収の男女差はさほどありません。
3.プログラマーの1日は?
プログラマーの1日を納期直前と落ち着いている時の2つにわけて説明します。
①納期直前の1日
プログラミングの開発フェーズのときの1日を紹介します。納期が迫っているときは、間に合わせるためにとにかく集中してプログラムを書き続けることとなります。
09:00 出社・業務開始
出社したらパソコンを立ち上げ、メールをチェックします。
その後は一心不乱にプログラミングをスタートし、気付いたらお昼になってしまうほどの集中力で書き続けます。
12:00 お昼休憩
昼食を取った後、午後に備えるためにも仮眠を取ります。
13:00 業務開始
再び一心不乱にプログラミングをし続けます。
15:00 進捗報告
上司やチームの仲間と簡単なミーティングをし、お互いの進捗を確認します。
18:00 定時
さらにプログラミング作業を続けます。
20:00 軽食
まだまだ仕事が終わりそうにないので、コンビニでパンなどを買い、手早くお腹を満たします。
22:00 残業開始から4時間
深夜残業がNGであれば、ここで帰宅します。OKであれば、さらに終電までプログラミングを続けます
23:00以降〜終電
締め切りにどうしても間に合わないときや、意図せぬ問題が生じてしまったときには、徹夜をして作業を続けることもあります。
②仕事が落ち着いている時期の1日
プログラマーは時間があるときこそ自己啓発を行い、自分自身を高めていかなければなりません。他のプログラマーに差をつけるのであれば、暇と感じるとき1日をどれだけ大事にするかが重要です。
09:00 出社・勤務開始
今までプログラミングをした成果物の見直しと反省をします。もっとよりよいプログラミング方法がなかったかを模索します。
12:00 お昼休憩
インターネットでIT関連の最新技術などを調査したり、売れているソフトやアイディアツールなどのマーケット調査を行ったりします。
13:00 勤務開始
過去のプロジェクトの失敗の反省や、面倒だった作業をルーチン化できないかを考察します。
新たにツールを作成して合理化が図れるのであれば、上司に相談するなどし、よりよい開発環境を整えるものを作成します。
18:00 帰宅
IT業界は残業ありきの世界だと思われがちですが、しっかりと定時で帰れるような日もあります。
企業によっては、どれだけ忙しくても「定時退社日」を設定しているところもあります。
4.プログラマーはどういう人が向いてるの?
プログラマーに向いている人はズバリ!「黙々と作業をするのが好きな人、新しいことを考える・挑戦するのが好きな人、人とコミュニケーションをとることにも積極的になれる人」です!
それぞれについて説明していきます。
①黙々と作業をするのが好きな人
プログラマーはひとたびプログラムを書き始めると、その仕事が終わるまで一心不乱にプログラミングしなくてはなりません。
この間、仕様バグやあいまいな仕様など、他の技術者およびシステムエンジニアと相談しないといけないような場面がない限り、黙々とプログラミングをすることになります。
プログラミングは、基本的に自分一人きりで行う作業です。
場面によっては、同じ作業の繰り返しになる部分が出てくるのも事実です。会社に出勤しても、日によっては「おはようございます」「お疲れさまでした」くらいの挨拶程度の言葉しか発しないような職場もあります。
もちろん、なかには同僚と会話をしながらワイワイと働く開発現場もありますが、作業中は高い集中力を保たなくてはならないため、自分の世界に没頭することができる人がプログラマーには向いているといえます。
②新しいことを考える・挑戦するのが好きな人
黙々と作業をしつつも、常に新しいことを考えられる人は、かなりプログラマーとして向いているタイプです。
たとえば、プログラムすべきものが業務として同じことを繰り返して作業を行うような内容だった場合、「これを何とか自動化できないか?」と考えるということです。
言い方を変えると、「楽をするためには、どのようなものを用意すればよいのか?」と思うこと、そしてそれをプログラム言語によって実行することが大事な職種です。
プログラマーは、「まずやってみる」という気持ちも大切です。
そのため、見出しにあるように「新しいことを考える」そして「挑戦する」ことができる人には、非常に向いているといえます。
③人とコミュニケーションをとることにも積極的になれる人
プログラマーに限らず、IT業界で働くにあたって意外と注目されていないのがコミュニケーション能力の必要性です。
ただし、ここでいうコミュニケーション能力というのは、「人付き合いがうまい」ということや「何か面白いことが言える」という意味合いではありません。
必要なのは、お客さまがプログラムに何を要求しているかを理解し、それに対して適切な回答ができるという能力です。
プログラマーは、プログラミングのスキルさえあれば、仕事が円滑に進むというわけではありません。
何かしら問題があれば、他の技術者なりシステムエンジニアなり、ときとしてプロジェクトマネジャーともコミュニケーションを取るべき場面が多く出てきます。
とくに経験を積んで社内での地位が上がっていくほど、コミュニケーション能力が必要になってきます。
コミュニケーションが上手な技術者はチームをまとめる役目も担うことができますし、どこの職場に行っても大事にされる技術者になれる素質を持っています。
上記の項目をしっかりと理解すれば、就活が少しでもうまくいくはずです。
深呼吸を行い、リラックスした状態で面接を受けましょう。