ホームヘルパーの選考を受ける人はこれを見よう!

・「ホームヘルパーってそもそも何?」
・「年収はいくらくらいなの?」
・「どんな仕事をしているの?」
・「どういう人が向いているのかな?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.ホームヘルパーってそもそも何?
2.年収はいくらくらい?
3.どんな仕事をしているの?
4.ホームヘルパーはどういう人が向いてるの?

1.ホームヘルパーってそもそも何?

ホームヘルパーとは、「高齢や心身の障害などの理由により、日常生活に支障のある高齢者や障害者の家庭をまわり、家事サービスや身体の介護を提供する人」です!

主な仕事は在宅者向けサービスの「訪問介護(ホームヘルプ)」で、介護を必要としている人の自宅を定期的に訪問し、食事や排泄のお手伝い・衣類の着脱などの「身体介護」、洗濯・掃除・買い物などの「家事援助」を行います。

この仕事は決して楽な仕事とはいえませんが、介護が必要なご利用者の人生をより豊かにする大切なパートナーとなることができ、大変やり甲斐を実感できる仕事でもあります。

要介護者の一番身近でサポートを行うホームヘルパーの必要性は高齢化社会に向け年々確実に高まっていますが、まだまだ人材不足なのが実情です。

2.年収はいくらくらい?

ホームヘルパーの平均年収はズバリ!「おおよそ300万円」です!

他の職業に比べてそこまで高い収入を得ている人は決して多くありませんが、勤務年数や経験によって給料は上がってきますし、介護施設では長年勤めることで高年収を狙うこともできます。

3.どんな仕事をしているの?

ホームヘルパーの仕事内容は大きくわけて「身体介護」と「生活援助」の2つにわかれます。

それぞれについて説明していきます。

①身体介護

身体介護は、利用者さんの身体に直接触れて行う介助の総称で、以下のようなサービスを指します。

❶就寝や起床におけるお手伝い
❷排せつのお手伝い
❸食事のお手伝い
❹入浴、清拭のお手伝い
❺着替えのお手伝い
❻移動のお手伝い
❼自立生活支援のための見守り
❽特別な配慮が必要な調理(流動食・糖尿病食・腎臓病食など)
❾たんの吸引、経管栄養などの医療的ケア(研修が必要)
➓服薬のお手伝い

②生活援助

利用者さんが日常生活を送るために必要な、掃除・洗濯・炊事・買い物などの援助を生活援助と呼びます。利用者さんがひとり暮らしであったり、ご家族が傷病を抱えていたりなど、やむをえない事情がある場合に行います。生活援助には以下のようなサービスが含まれます。

❶掃除
❷洗濯
❸一般的な食事の調理や片付け
❹ベッドメイキング
❺買い物
❻薬の受け取り

ここで、行える援助と行えない援助についてまとめます。

種類 行える援助 行えない援助
掃除 ・日常生活を送るうえで必要な居室の清掃
・整理整頓
・ゴミ出し ・大掃除やワックスがけ
・模様替え
・庭の手入れ
・本人の居室以外の掃除
洗濯 ・日常生活を送るうえで必要な洗濯
・洗濯物の取り込み
・アイロンがけ
・収納 ・特別な配慮が必要な衣服の洗濯
・家庭用洗濯機以外を要する洗濯
調理 ・日常的な食事の調理
・配膳や片付け ・おせちや年越しそばなどの行事食の調理
・家族の食事の調理
買い物 ・生活必需品の購入
・本人のための食材の購入 ・趣味、嗜好品、贈答品の購入
外出 ・行政における申請
・デイサービスなどの施設見学
・選挙の投票
・病院の受診
・自立生活支援を目的とした散歩 ・法事やお墓参り
・行事の参加
・趣味のための外出(友人宅や習い事など)
・単なる散歩(自立生活支援を目的としないもの)

4.ホームヘルパーはどういう人が向いてるの?

ホームヘルパーに向いている人はズバリ!「人のお世話が好きな人、失敗を恐れない人、責任感が強い人、口が堅い人、言葉づかいや身だしなみがきちんとしている人」です!

それぞれについて説明していきます。

①人のお世話が好き

基本的に人と接することが好きで対人関係が上手な人は資質があります。

ホームヘルパーは常に人と接して行かなければならない業務であるため、対人関係がとても大切です。

利用者はなかなか心を開いてはくれないため、お世話をしながら利用者の心を掴んでいくことが大事です。

②失敗を恐れない人

ホームヘルパーの仕事では前向きな気持ちが必要です。施設で働いていると色々な失敗をします。その度に落ち込んだりクヨクヨしていたのでは仕事になりません。

とくに利用者とのトラブルは多いですが失敗を繰り返さないことに気を付け、明るく業務に励むことが求められます。

③責任感が強い

与えられた仕事は最後まで責任を持ってすることです。人相手の仕事ですから途中で投げ出すことはできません。利用者や同僚に多大な迷惑を掛けてしまいます。

とくに金銭面にルーズな人は困ります。買い物代行では、利用者のお金も預かります。信頼に関わることですので、金銭面で絶対に間違えがないことが必要です。

また計画性のある業務ですから、必ず「時間を守る」ことが要求されます。

④口が堅い人

ホームヘルパーは職業上、守秘義務が要求されます。

どうしても仕事上さまざまな家庭のプライベートなことを知り得ます。とくに個人情報など他人にうっかり話をしてはいけません。

ホームヘルパーは口が堅く、人のことには首を突っ込まない人が向いています。

⑤言葉づかいや身だしなみがきちんとしている人

これは一般的な常識ですがとくにホームヘルパーには大切です。自分から利用者に挨拶をしたり、声掛けが必要な職業であるため、言葉づかいや身だしなみがより一層重視されます。

言葉はやわらかく横暴な態度はしないで礼儀や節度を守ることが必要です。

身だしなみは派手な服装はせず、なるべく地味な服装がよいでしょう。

上記の項目をしっかりと理解すれば、就活が少しでもうまくいくはずです。

深呼吸を行い、リラックスした状態で面接を受けましょう。