介護福祉士の選考を受ける人はこれを見よう!

・「介護福祉士ってそもそも何?」
・「年収はいくらくらいなの?」
・「どんな仕事をしているの?」
・「どういう人が向いているのかな?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.介護福祉士ってそもそも何?
2.年収はいくらくらい?
3.どんな仕事をしているの?
4.介護福祉士はどういう人が向いてるの?

1.介護福祉士ってそもそも何?

介護福祉士とは、「介護が必要な高齢者や障害のある人に対して、日常生活がスムーズに営めるようにその人の状況に応じた介助をしたり、介護に関する相談に応じたり、介護に関する指導を行ったりする職業」です!

介護福祉士の資格は、1987年の「社会福祉士及び介護福祉士法」制定と同時に誕生し、高齢化の進展とともにその重要性が注目されてきました。

そして、2011年の「社会福祉士及び介護福祉士法」の改正により、介護福祉士への期待はますます高まっています。

国家資格には「名称独占」と「業務独占」の2種類の資格がありますが、介護福祉士は「名称独占」です。資格を持っている人だけが「介護福祉士」と名乗れますが、業務に関しては資格を持っていない人も行うことが可能です。

2.年収はいくらくらい?

介護福祉士の平均年収はズバリ!「おおよそ350万円」です!

勤務先や場所によっても変わってきますが、求人情報を見る限りでは介護福祉士の給料は月給(基本給)22万円前後、年収にすると340~360万円程度が相場です。

それ以上となると、介護福祉士としての経験を積めば、リーダー候補として月給(基本給)24万円以上、年収400万円を超えるケースもあります。

3.どんな仕事をしているの?

介護福祉士の仕事内容は主に、「身体介助、家族の相談役、社会活動支援、チームマネジメント」の4つです!

それぞれについて説明していきます。

①身体介助

身体介助では、要介護者の食事や入浴、着替え、歩行など、日常生活全般の援助を行います。相手の身体能力や病気の状態を的確にくみ取り、配慮しながら行うことが大切です。また訪問介護の場合は、洗濯や掃除、部屋の整理、食事の準備、買い物など、身の回りの世話全般を行うこともあります。

②家族の相談役

要介護者の家族の中は、介護に関する悩みや不安を抱えている人も多くいます。こうした相談を受け、的確なアドバイスを行うことも介護福祉士の仕事です。例えば、介護食の調理法や、福祉用具に関する事柄など、専門的な観点からアドバイスを行います。

③社会活動支援

要介護者が孤立しないよう、地域サークルなどへの参加をサポートするのが社会活動支援です。地域サークルの情報を提供し、外出が困難な場合は外出支援も行います。こうした支援が要介護者の生きがいづくりにつながることもあります。

④チームマネジメント

介護士として経験を積んでいくと、施設内のマネジメントを行う立場になることもあります。チームリーダーやユニットリーダーになると、スタッフ教育や業務管理といった責任ある職務を任されます。

4.介護福祉士はどういう人が向いてるの?

介護福祉士に向いている人はズバリ!「何事も前向きに考えられる人、仕事とプライベートを切り替えられる人、観察力と用心深さを兼ね備えた人」です!

それぞれについて説明していきます。

①何事も前向きに考えられる人

介護の仕事は、要介護者や一緒に働くスタッフなど、人と接する時間が長い職業です。

そのため、人間関係で悩むこともあります。そんな場合でも、深く考えすぎず前向きにとらえられる人は、介護の現場では一目置かれる存在となれるでしょう。

②仕事とプライベートを切り替えられる人

介護福祉士だけに留まらず、介護の仕事は精神的・肉体的な負担がかかりやすいものです。

また、時には仕事で失敗をすることもあるかもしれません。こうした負担を持ちこさず、仕事とプライベートの切り替えができる人は、介護福祉士に向いています。

③観察力と用心深さを兼ね備えた人

介護福祉士には、「介護する相手がどんな助けを必要としているのか」、「普段と比べて調子はどうか」などを見抜く観察力が必要です。

また、要介護者が歩行時の際に転倒したり、目を離した隙に外へ出てしまったりしないように、常に気を付けなければいけません。そのため、用心深さも求められます。

上記の項目をしっかりと理解すれば、就活が少しでもうまくいくはずです。

深呼吸を行い、リラックスした状態で面接を受けましょう。