企画(商品開発)の選考を受ける人はこれをみよう!

・「企画(商品開発)って何なの?」
・「企画(商品開発)の魅力は何なの?」
・「志望動機は何を書くべき?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.企画(商品開発)って何なの?
2.仕事内容
3.企画(商品開発)の1日のスケジュール
4.企画(商品開発)の魅力
5.志望動機は何を書くべき?

1.企画(商品開発)って何なの?

企画とは、「顧客のニーズを汲み取り、売れる商品を形にしていく仕事」です!

食品や家電などの消費材の場合は、世の中のトレンドや消費者の嗜好を汲み取った上で、それに合わせる商品を仕上げなければなりません。

試作やモニター調査などを何度も繰り返しながら、既存商品との差別化を図って新しいものを実現します。

2.仕事内容

企画(商品開発)の仕事内容は主に「5つ」あります。それは、「マーケティング、商品コンセプト作成、プレゼンテーション、開発・製造部門と調整、販売戦略・広告」です!

(1) マーケティング

各種調査や情報収集を行い、市場のニーズを掴みます。

(2) 商品コンセプト作成

マーケティングで得られた市場ニーズの情報を元にして、商品のアイデアを出し合ってコンセプトを作成します。

(3) プレゼン

製造コスト、販促コストなど各部門と相談しながら算出し、商品コンセプトと共に社内でプレゼンを行います。

必要であれば数回プレゼンを繰り返し、企画(商品開発)に関して決定権を持つ部門からの採決を待ちます。

(4) 開発・製造部門と調整

決定した商品仕様を実際の商品として作り上げる為、開発・製造部門とデザインやコストの調整を行います。

企業によって、企画(商品開発)が開発を兼ねている場合があります。

(5) 販売戦略・広告

企業により企画(商品開発)部門が販売戦略に乗り出していることがあります。

試作品に基づき再度マーケティングを行い、具体的な販売・広告戦略を練っていきます。

3.企画(商品開発)の1日のスケジュール

企画(商品開発)のスケジュールは業界により大きく異なりますが、ここでは日用品製造メーカーで、企画(商品開発)と開発を兼ねている担当者を紹介します。

9:00

出社。

新聞・ラジオ・インターネットなどで、市場ニーズや他社製品について常に敏感でいる必要がある為、毎日の情報収集は必須です。

既に販売されている自社製品の口コミや評価をインターネットで確認し、企画(商品開発)の商品を参考にすることも大事なマーケティングの一つです。

10:30

材料メーカーから新素材についての営業を受けます。

素材については自社で作るわけではないので、定期的に各種メーカーから新素材のアップデートをしてもらいます。

11:30

新規企画の営業評価を行う為にパワーポイントで企画書を作成し、午後の営業マンとの会議に向け、企画書にアイデアをまとめます。

営業マンは売れる、売れないという非常にシビアな意見で分かれ、マーケティングの結果を詳細にまとめ、説得力を持たせなければなりません。

12:00

昼休み

13:00

引き続き企画書を作成し、パワーポイントに写真や図表を多く入れ込むと、意外と時間が経ってしまいます。

14:30

全国の営業マンとTV会議を行い企画を評価し、賛否両論だったが、全体的に高評価を得ました。

営業部門として新規企画の商品を後押ししたいと言うお墨付きを貰います。

15:30

評価が良かった為、今後詳細を進めるにあたり知的財産に抵触しないか知的財産管理部門に確認をします。

新規商品のアイデアを企画書に基づいて詳しく説明し、まだ存続期間に当たる他社製品の特許を侵害していないか確認します。

16:30

別テーマで設計中の試作が3Dプリンターで出来たので確認します。

最近ではプラスチック製品以外に、布製品や食品なども3Dプリンターで作れる場合があるので、試作の手間が省けて非常に便利です。

17:00

強度チェック、パーツバランスチェックなどを行い、CADを使用して設計図を修正します。

18:30

翌日に修正モデルを確認できるよう、修正図面で3Dプリンターを稼働させて退社します。

4.企画(商品開発)の魅力

企画(商品開発)の魅力について「3つ」紹介します。

①話題になり、売上が上がったとき

企画(商品開発)の仕事は、数多くある企業内の職種の中でも、大きなやりがいを感じられる職種のひとつではないでしょうか。
企画(商品開発)の仕事で最もやりがいを感じる瞬間は、やはり手掛けた商品がヒット商品となった時でしょう。
様々な行程を経て完成した商品が店頭に並んだ段階ではまだ、やりがいを感じるまでには至りません。むしろ、評価されるか、クレームが出ないか、緊張するようです。
商品が話題になり、売上に繋がったときに初めて手応えとやりがいを感じられます。

②消費者の反応を見るとき

企画(商品開発)の仕事は、芸術家とは違います。
どんなに完成度の高い商品を作っても、売れなければ失敗作なのです。
独りよがりになることなく、市場のニーズにきちんとヒットする商品を創り出すことが、企画(商品開発)の使命であり、やりがいでもあります。
商品への反応を探り、今後の企画に役立つ為にネットショップの評価を常に確認します。
そこで「買って良かった」「こういう商品が欲しかった」という消費者の反応を見ると、売上が伸びたときとはまた違った喜びを感じるよたいです。

③クリエイティビティの発揮と年収アップ

企画(商品開発)の仕事は、クリエイティビティを発揮する楽しさと、経済的な成功の両方を味わえるのが、大きな魅力ではないでしょうか。
市場調査を行い、アイデアを出し、アイデアに基づいてマーケティングを行い、開発職と共に商品を実際に形にする業務は、創造性を全て発揮できるプロセスです。
その間、広告宣伝担当や営業担当と販促活動について計画を練り、どのように商品の売上を伸ばすかについて意見交換する必要もあります。
その結果、商品の売上が伸びると、努力が売上という形で報われるのを目にすることができます。
ヒット商品を連発すると、業績が認められ年収アップに繋がりやすいのも、企画(商品開発)の魅力のひとつでしょう。
特にアイディア勝負の商品企画を扱う企業では、個人の業績が評価されやすいため、この傾向が強くなります。

5.志望動機は何を書くべき?

志望動機の書き方・例文について紹介します。

➀志望動機の書き方

1.なぜ企画(商品開発)を志望するのか

企画(商品開発)を志すであれば、なぜ商品開発なのかを明記したり、商品開発でなければいけない理由を明記すると良いです。また、他の職種ではできない、商品開発でしかできないことも書きましょう。

2.企画(商品開発)で特にしたいこと

商品開発を志望し、その理由を伝えたら、今度は特にしたいことを明記しましょう。商品開発でも業種によって業務が大きく異なります。商品開発の中でもなぜその企業か、その企業でなければならない理由を伝えることが大切です。

➁志望動機の例文

例1)
私は新しいサービスの提供によって、人々の生活を便利にしたいと考えています。御社は高齢者向けの配食サービスに強みがあり、革新的なアイデアで業界でもトップのシェアを獲得しています。高齢化社会を迎えるにあたり、今後更に需要が伸びると考えられますので、利用者様の満足を叶え、かつ円滑に業務が進められるアイデアを提案したいです。大学時代にレストランでアルバイトをして、コミュニケーション能力を身に付けました。先ずは営業職で利用者様と近い距離で接することで求めるものを引き出し、その経験を企画職での仕事に役立てたいです。

例2)
私は食品を通じて食卓を豊かにし、人々を幸せにしたいと考え、御社を志望しました。御社は家庭向けの冷凍食品に強みがあり、大容量で安価なのが売りです。先ずは現場でノウハウを学び企画職へとキャリアアップして、ベストセラー商品を生み出し、多くの人の幸せを実現させたいと考えています。大学時代はファストフード店でアルバイトをしており、トレンドには敏感です。仕事をする中でも常にアンテナを広げ、トレンドを意識して取り組みことで市場の流れを把握し、本当に求められるものを提案して、活躍したいと考えています。

上記の事項を知る事で、自信を持って就活ができることでしょう。
是非、参考にしてみてください。

笑顔を忘れずに、面接に励み、内定を勝ち取りましょう。