商社の選考を受ける人はこれを見よう!

・「商社って何なの?」
・「商社の魅力は何なの?」
・「志望動機は何を書くべき?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.商社って何なの?
2.商社の魅力は何なの?
3.志望動機は何を書くべき?

1.商社って何なの?

商社について「3つ」紹介します。

①主な概要

商社とは、「輸出入貿易や日本国内の物資の販売を業務の中心として執り行う商業を営む会社」です。

商社は、幅広い商品やサービスを取り扱う「総合商社」、ある特定の分野に特化した「専門商社」に分けられます。

総合商社はビジネスの規模が大きく、現在一般的に総合商社と呼ばれているのは「三菱商社」「伊藤忠商事」「双日」「三井物産」「住友商事」「豊田通商」「丸紅」の7社で、海外にも大規模な会社はありますが、資源や穀物などの特定分野を扱っている為、総合商社という形を取っているのは日本特有です。

②仕事内容

商社の仕事内容は主に3つあります。それは、「メーカーと小売業の間に入り、流通の手助けをすること、輸出入に関する業務、企業に対する融資や投資」です!

メーカーと小売業との間に入り、流通の手助けをすること

具体的には、メーカーから大量の商品を買い取り、小売店には注文があった分の商品を卸します。商社は、メーカーと小売店の間のクッションのような役割を果たしています。

輸出入に関する業務

日本は鉱物や化石燃料の資源が乏しく、海外からの輸入が必要不可欠です。商社は原材料を海外から輸入し国内の製造業に販売します。それを製造業が加工して出来た工業製品などを今度は海外で販売します。

商社の営業担当者は海外を飛び回り色々なものを買い付け、同時に日本で作ったものを売り込む販売を行っています。

企業に対する融資や投資

本来メーカーが生産した商品を購入してメーカーが代金を受け取ります。つまり商品が売れなければお金は入ってこないので次の商品を生産する材料を購入するなど、会社を運営することが出来ません。

しかし、商社が間に入ってメーカーから商品を購入すると、それにより資金を融通することが出来ます。実際は消費者が商品を購入していなくても、メーカーは運転資金を調達出来ます。その他にも原材料費や設備投資等に融資を行います。

③商社に必要な能力

商社に必要な能力は、特に以下の4つです。

(1)リーダーシップ

例えば、結び付けたいA社とB社双方の要求に合致するプランを提示しなければなりません。商社では、リーダーシップを持って積極的に解決策を見つけようとする人が好まれます。このリーダーシップは学生生活で育むことが可能です。例えば、サークル内の問題に目を向け、その解決策を考え、考え方の異なる人がいれば、その人達の理解が得られるような改善案を出すことでリーダーシップへの意識は高められるでしょう。

(2)英語

商社に勤務するなら英語で堪能である必要があります。商社マンは海外勤務が多く、取引相手も日本人とは限りません。また、担当する商品に関する専門用語を英語で説明することも多く、場合によっては、各国の要人と会話しなければなりません。

(3)会計知識

商社では経理部以外に営業部などでも必要な会計知識が広く求められます。商社が提案する資料には綿密な会計情報が含まれ、それを明確に説明しなければなりません。少なくとも企業の活動結果を示す財務諸表を読めるレベルの知識はどこでも必要になります。財務諸表は日商簿記検定でも出題されるので、会計知識を資格勉強で補うことも可能です。

(4)バイタリティ

商社の場合先にも述べた通りアフリカなどの勤務もあります。その場合、環境の変化に耐え、適応する能力(バイタリティ)が必要になります。また、そのような特殊環境下でも、しっかりと一定の成果を上げることが求められます。

2.商社の魅力は何なの?

商社の魅力について「3つ」紹介します。

1.仕事の場が世界中にある

商社は、我々の生活に欠かせない食料品や、工業生産に必要な鉱物などのバラエティ豊かな商品や原料を取引しています。常に世界中を飛び回り、調達や取引の交渉を行う為、グローバルに活躍できる環境が整っています。また、商取引以外の事業も世界各地で積極的に行う為、強いやりがいを持って仕事に取り組めるでしょう。

2.多くの給与を得られる

商社は、給与面が非常に良いことで知られています。商社の給与が高い理由は、商取引のみならず多角的な事業展開によって多くの収益を得ていることが挙げられます。

3.若手でも活躍できる環境が整っている

日本の商社は、入社して間もない時期から海外派遣や大規模プロジェクトの中心メンバーとして、若手育成に力を注いでいます。年功序列ではなく、実力主義と言える環境で働く為、若い頃からバイタリティーのある社員に成長できます。

3.志望動機は何を書くべき?

志望動機の書き方・例文について紹介します。

➀志望動機の書き方

(1)なぜ商社を志望するのか

商社を志すのであれば、なぜ商社なのかを明記したり、商社でなければいけない理由を明記すると良いです。また、他の業界ではできない、商社でしかできないことも書きましょう。

(2)その中で商社で働きたい理由

商社を志望し、その理由を伝えたら、今度はその中でもなぜ該当企業を志望するかを明記しましょう。商社の中にも数多くの企業が存在し、それぞれの強みや特徴は異なります。商社の中でもなぜその企業か、その企業でなければならない理由を伝えることが大切です。

➁志望動機の例文

例1)
私は商材を通して、世界中の人々とネットワークを作り上げたいと思い、御社を志望しました。私は大学時代にレストランでアルバイトをしており、そこで他人との繋がりの大切さを理解しました。レストランでは肉、魚、野菜、果物など様々な食品が必要である為、多くの業界が出入りして店が成り立っていました。更にお客様との関わりも必要であり、人と繋がることは経済と繋がること、世界と繋がることだと実感しました。御社は幅広い分野で事業を展開しており、国内外で広く活躍しています。私はアルバイトで培ったコミュニケーション能力を活かして世界中の人を繋げたいと思い、御社を志望しました。

例2)
私はモノを適切に流通させることで、経済を支えたいと考え御社を志望しました。私は大学時代経済学部に所属しており、お金の流れについて、経済の流れについて学びました。経済を回す為にはお金を回す必要があり、お金を回す為にはモノを流通させなければなりません。モノの安定した流通を支えているのが商社であり、経済に必要不可欠であると直感しました。私は特に食料品は経済を動かす為にも、人間を動かす為にも必要であると考えています。私は大学時代に培った経済の知識を活かし、食料品分野に強みのある御社で、食料品流通の適正量を考えることで活躍していきたいと考えています。

上記の事項を知る事で、自信を持って就活ができることでしょう。
是非、参考にしてみてください。

笑顔を忘れずに、面接に励み、内定を勝ち取りましょう。