・「宣伝(広報)って何なの?」
・「宣伝(広報)の一日のスケジュールは?」
・「志望動機は何を書くべき?」
といった疑問にお答えします。
0.目次
1.宣伝・広報について
2.宣伝・広報の仕事内容
3.宣伝・広報の一日のスケジュール
4.志望動機の書き方・例文
1.宣伝・広報について
宣伝・広報についてそれぞれ紹介します。
➀宣伝
宣伝は、プロモーションを場合に応じて考え、新聞・雑誌・テレビ・ラジオといったマスメディアから、街頭のポスターや車内中づり、ダイレクトメール、折り込みチラシ、イベント(発表会・展示会)、自社PR誌、インターネットなどを使い分け、広告という形で発信するが、実際の作業は、広告代理店やプロダクションなどと協力してカタチにしていきます。
➁広報
広報は、社内向けと社外向けの情報発信があり、宣伝と異なり主に無償でメディアに紹介してもらう為に働きかけたり告知をします。
自社の関係者から注目されるのが、投資家向けの広報活動、所謂IR(Investor Relation)であり、経営状況や経営方針などの情報を包み隠さず開示することで、株主に納得して投資を続けることが目的です。
2.宣伝・広報の仕事内容
宣伝・広報の仕事内容をそれぞれ紹介します。
➀宣伝
➊下準備の業務
デザイナーやタレント、マスメディアと仕事をすることから華やかだと思われがちな仕事ですが、実際は社内と関係各所との根回しがメインの業務であり、どの層にどうアピールするのが効果的かを調査するマーケティング業務が欠かせません。
広告宣伝の業界用語で5Mという言葉があり「ミッション」「メッセージ」「メディア」「マネー」「メジャメント」の頭文字のMを指し、それぞれ目的と使命、それを達成するための内容、それを発表するための媒体、それを遂行するためのお金、成果の測定を表しています。
緻密なマーケティングを通し、これらを割り出していき、次に、決定された5Mに基づき詳細な企画書を作成し、広告展開成功の鍵を握る基礎部分である為、じっくりと時間をかけて練り上げます。
➋実際のクリエイティブ業務
企画書が出来上がったら、それを基に実際の広告を作り上げる作業に移り、具体的には、企画内容にマッチしたクリエイターをキャスティングして、クリエイターと広告イメージを打ち合わせ、アイディアを具体的な形にしていき、特定タレントの使用が企画作成段階で決定していることもあれば、クリエイターとの打ち合わせの結果イメージが固まって具体的なタレント名が挙がることもあります。
キャストが決定したら、タレントの所属プロダクションと交渉して、ギャラやスケジュールを決定して、一般的に大企業の広告宣伝部門で、予算が高い企画の場合は、クリエイティブ業務の部分を広告代理店に任せてしまい、企画や立案だけすることもあります。
➁広報
➊報道対応
報道対応は、プレスリリースの送付や記者会見のセッティングなど、マスメディアへの情報提供業務を意味します。事業会社では、新製品やキャンペーンの発表以外に人事異動や事業方針の転換などで報道対応が発生し、広報業務といえばテレビで受け答えをするような対応をイメージする人も多く華やかな業務ですが、実は地味で根気のいる作業です。
リリースや会見の目的はマスコミ関係者に興味を持って貰い、それを元に記事やニュースを制作して貰い、そこで広報担当者は、メディア関係者がどのような基準で情報を取捨選択するか、どのようなリリースや会見が記事として書きやすいかを理解する必要があります。
自社の情報に関連しそうなメディアを把握して、メディアごとにその特徴(読者層や発行部数・視聴地域、放送時間帯など)を考慮して興味を持つ内容のリリースに絞って送付したり、更に媒体の記者個人と親しくなり興味を持ちそうな情報を早めに知らせ、手間をかけてアプローチし、メディアに必要な情報をピンポイントで知らせてくる広報担当者はメディアからも頼りにされ、その担当者の情報という信頼性もあるためリリース内容がニュースにとりあげられる機会も増えます。華やかな記者会見は、このような地道な作業の結果なのです。
➋社内広報
社内広報は規模の大きな企業で見られる業務ですあり、社員向けに、会社の方針発表や一体感を持たせるためのイベントを行い、広報手段として、広報部門が社内ポータルを運営したり社内報を発行したりしています。
➌危機管理
SNSの発達によっていわゆる炎上事件が注目され、改めて危機管理体制の構築に取り組む企業も増えており、最近では、広報部門は報道対応で蓄積したノウハウを生かして危機管理委員会などに参加することがあります。
ノウハウを生かしてトラブル発生時に公式見解を発表する際のガイドラインをまとめたり、会見時にふさわしい言動のマニュアルを作成したりするなど万が一備えています。
3.宣伝・広報の一日のスケジュール
こちらでは広報の業務の一つである「社内広報」について紹介します。
8:30 出社
メールチェックの為にパソコンを立ち上げます。
9:00 部内会議
経営層や各部門のマネージャーと会議、事業の今後の方向性と、それに基づく広報活動の展開について検討します。
10:00 新聞・雑誌のチェック
多くの新聞・雑誌に目を通して、自社に関する記事の内容や同業他社の動向をチェックします。
11:30 マスコミ対応
マスコミから電話で取材依頼などの連絡が入れば、都度対応し、報道陣との良好な関係づくりも大切な仕事の一部です。
13:00 昼休み
同僚と一緒にランチへ出かけ、業務が立て込んでいる日は、仕事をしながらデスクでおにぎりやパンを食べることもあります。
14:00 プレスリリース作成
関連部門から集めた情報をもとに、翌週配信予定のプレスリリースを作成し、必要な情報が網羅されているか、誤字・脱字等がないかなどにまで気を配ります。
17:00 自社Webサイト更新
企業情報に変更があった際には速やかにWebサイトの情報を修正し、日常の様子を伝える為に、積極的に自社のブログ・SNSなどを更新するのも広報の役目です。
19:00 退社
作成すべきプレスリリースが大量にある日やトラブル発生時などは、残業して仕事をすることもあります。
4.志望動機の書き方・例文
こちらでは広報の志望動機の書き方・例文について紹介します。
➀志望動機の書き方
➊「なぜその企業・業界を志望したのか」という理由で、広報に対するイメージや、広報の仕事を目指すようになったきっかけについて述べましょう。
➋「自分のどのような能力が活かせるか」という点で、自分の経歴や特技から情報を発信する職業に活かせそうなものを選び、アピールしましょう。
➌「どのような働きがしたいか」という今後のビジョンで、入社後の自分の理想像や目標を述べることで、業界に対する熱意を示しましょう。
➁志望動機の例文
私は、自分の能力を広報の仕事に活かしたいと思い、志望しました。学生時代は新聞委員に所属しており、読者を引きつける内容や読みやすい文章構成について学びました。その為、沢山の情報をまとめて分かりやすく人に伝える業務には自信があります。更に、コンビニエンスストアでアルバイトをしていた為、人と関わる接客や新商品の売り込みなどの経験があります。これらの経験は、広報の仕事にも相通ずる部分があると感じた為、志望しました。
上記の事項を知る事で、自信を持って就活ができることでしょう。
是非、参考にしてみてください。
笑顔を忘れずに、面接に励み、内定を勝ち取りましょう。