・就活始めたいけど、 全体の流れや、やるべきことがわからない
・この時期までに、これをやっておくべき」みたいな目安を知りたい
といった疑問にお答えする記事です。
本記事では、学生時代に公務員と民間企業を同時に受けていたライターが、以下の内容を紹介します。
- 時期別の就活の大まかな流れ
- 就活で準備しておくべきこと
記事を読んだ後は就活の流れや、やるべきことが理解できますので、ぜひ最後までご覧ください。
【時期別】就活の大まかな流れ
内閣官房によると、23卒・24卒の学生も「大学3年の3月に情報解禁」「大学4年の6月に選考開始」となる見通しです 。
大半の企業の場合、就活のスケジュールは以下の通りとなります。
◎学年・時期 | ◎行うこと |
大学3年の6月~9月ころまで | 夏のインターン募集・開催 |
大学3年の10月~2月ころまで | 秋冬のインターン募集・開催 |
大学3年の3月~大学4年の5月ころまで | 就活の情報解禁・説明会・エントリー開始 |
大学4年の6月~ | 選考・内々定 |
大学4年の10月~ | 内定式・選考 |
上記の例は一般的な企業のスケジュールであり
- 外資系企業
- 一部マスコミ
などは大学3年の秋冬に説明会が行われ、4年に進級する前に内定が出る場合もあります 。
しかし、就活の大まかな流れを把握しても、イメージは掴みにくいでしょう。
そこで「この時期までに○○をすべき」といった目安を、次の章で紹介します。
就活で準備しておくこと
一般的な企業の就職活動は、「夏のインターンまで」と「夏のインターンから選考まで」に分けられます。
順番にやるべきことを紹介していきます。
夏のインターンまでにやること
まず、夏のインターンまでにやっておくべきことは、以下の3点です。
- 自己分析や業界研究
- 筆記の対策
- インターンの面接対策
順番に解説します。
夏のインターンまでにやること①:自己分析や業界研究
インターンの選考でもESの提出や面接が課される場合が多いです。
よって
- 自分の強み
- 志望動機
- 興味ある業界・企業
などを理解していなければ、選考を突破できません。
もちろん、大学4年の本選考までは時間があるため、100%理解していなくても大丈夫です。
あくまでも就活の軸を定めるために、大まかにやっておきましょう。
自分の強みや弱みなどは、家族や親しい友人に聞くのが手っ取り早いです。なぜなら自分のことをよく知っているため、客観的な意見をくれるからです。
また、業界研究や企業研究は「四季報」を読みましょう。
四季報には、業界の勢力図や企業の実情などが掲載されています。興味ある業界や企業を見つけるにはピッタリですよ。
夏のインターンまでにやること②:筆記の対策
筆記試験が課される場合は対策すべきです。
なぜなら筆記が足切りになる場合も多いため、点数が悪いと選考を突破できないからです。
一般的な企業では「SPI」や「玉手箱」などの試験が導入されており、
- 読解問題
- 計算問題
- 時事
などが出題されます。 実際に私も過去にSPIを受けましたが、ノー勉では難しい印象を受けました。特に計算問題などは、ある程度のパターンを把握しておく必要があります。
もちろんインターンや本選考で筆記試験を課さない企業も多いですが、時間のあるうちに少し勉強しておくと安心でしょう。
筆記試験の対策本は「 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集 」「これが本当のWebテストだ! 玉手箱・C-GAB 編 」などが有名です。
夏のインターンまでにやること③:インターンの面接対策
インターンでもグループディスカッション(以下GD)、個人面接が行われる場合が多いです。
こちらも筆記試験と同様、対策しておかなければなりません。
GDや面接の練習をしたい場合は、学校のキャリアセンターを利用しましょう。
キャリアセンターでは、学生を集めてGDの練習を開催してくれます。また、個人面接の練習も引き受けてくれますよ。
GDでは、立ち振る舞い方や発言のタイミングなどを意識するのが大切です。
個人面接の練習では、端的な話し方や基本的なマナーを意識しましょう。
事前に練習しておくと、リラックスして本番に臨めますので、念入りに対策しておきましょう。
夏のインターン終了から本選考まで
夏のインターン終了から本選考までにすべきことは、主に以下の3つです。
- 秋冬のインターンにも参加
- OBOG訪問
- ES、面接の対策
順番に見ていきましょう。
夏のインターン終了から本選考までにすべきこと①:秋冬のインターンにも参加
秋冬のインターンにも参加するのが望ましいです。
秋冬のインターンは本選考に向けて、企業側がより多くの学生と接点を作るために、短期で開催される場合が多いです。
言ってしまえば「優秀な学生の囲い込み」が行われるため、選考に直結しやすくなります。
さらに秋冬のインターンでは、就活を意識した学生も多くなるため、真剣に取り組まなかったり、参加しなかったりするだけで周囲に差を付けられてしまうでしょう。
よって、夏のインターンが終わったら自己分析や業界研究などをより深く行い、秋冬のインターンに全力で臨むのがおすすめです。
夏のインターン終了から本選考までにすべきこと②:OBOG訪問
OBOG訪問もやっておきましょう。なぜなら以下のようなメリットがあるからです。
- 面接では聞きにくい給料や福利厚生の話も聞けるから
- 熱意が伝わり、選考が有利になる場合もあるから
- ESや志望動機の添削をしてくれる可能性があるから
OBOG訪問は大学3年の12月~2月あたりに行うのがおすすめです。
OBOG訪問が盛んに行われるのは大学4年になってからですが、早めに行うことで熱意も伝えられますし、たくさんのOBOGに会うことができます。
OBOGの連絡先は、学校のキャリアセンターに行けば入手できる場合が多いです。
夏のインターン終了から本選考までにすべきこと③:ES、面接の対策
業界研究や企業研究がある程度終わったら、ESや面接の対策に力を入れましょう。
特に
- 志望動機
- 学生時代に力を入れたこと
- 自己PR
などはキャリアセンターの職員やOBOGに確認してもらい、ブラッシュアップしたものを用意しておきましょう。
面接は学校のキャリアセンターの職員と練習したり、志望度の低い企業の面接を受けに行ったりするのもおすすめです。(言い方は悪いですが)
フレッシュに、ハキハキ話せるよう場数を踏むのが大切です。
その他準備しておきたいこと
他にも準備しておきたいことは2つあります。
- 貯金
- 私生活の充実
1つずつ解説します。
貯金
なるべく貯金しておきましょう。
就活の情報が解禁されたら
- 面接
- 説明会
- 資料作り
- 大学の講義(人によっては)
などで多忙になり、バイトできる時間が減ります。
もちろん出勤できなくても融通の利くバイト先もありますが、基本辞めざるを得ない状況になりますよね。
この記事を書いている2021年4月時点、オンラインの面接が増えたことで出費は昨年よりも少ないようです。
しかし全く貯金のない状況では不安で就活に向き合えないですよね。急な出費に備えて貯蓄し始めましょう。
私生活の充実
- インターン
- 書類の確認
- 面接対策
など、就活に直接関わるものに注力するのも大切ですが、私生活の充実も忘れてはなりません。
なぜなら私生活を濃くすると、面接でより深い話ができるからです。
- 学業
- 趣味
- 部活動
- アルバイト
など、何かに全力で取り組み、実績を出すのを心がけましょう。
物事に全力で取り組んだ経験があれば、書類や面接の内容がより具体的になり、周囲に差をつけることができます。また、熱心に取り組んだ姿勢が企業から評価されるでしょう。
まとめ
本記事は就活の時期別の流れや、やるべきことを知りたい学生に向けて、以下の内容を紹介しました。
- 時期別の就活の大まかな流れ
- 就活で準備しておくべきこと
就活の準備は、なるべく早く行っておきましょう。
なぜなら早く準備することで余裕が生まれ、周囲の就活生よりも一歩リードできるからです。
ぜひ本記事を参考に、就活を進めていってくださいね。