・「栄養士って何なの?」
・「どんな魅力があるの?」
・「どうやって目指すの?」
・「どんな人が向いているの?」
といった疑問にお答えします。
0.目次
1.栄養士について
2.栄養士の仕事内容
3.栄養士の魅力
4.栄養士の目指し方
5.向いている人
1.栄養士について
栄養士は「栄養に関するスペシャリストとして、食事の管理と栄養指導を行う仕事」です!
学校・病院で、必要な栄養を考え、毎日の食事メニューを決める以外に、実際に厨房に入り、調理を行うこともあります。
栄養士の勤務先には、病院・福祉施設・学校・保育園・社員食堂・食品会社での食品開発などがあります。
2.栄養士の仕事内容
栄養士の仕事内容は「食事管理、栄養指導、特定保健指導」の3つです!
➀食事管理
学校や病院などで、それぞれの人に必要な栄養とは何かを考え、毎日の食事メニューを決めることです。
単に栄養を満たしている以外に、美味しい食事であることも求められ、病院では、医師・看護師・薬剤師とチームを組み、患者の容態を見ながら、メニューを決めます。
栄養士の仕事は盛り付け・献立作成・食事指導などですが、勤務場所によっては、調理師と一緒に調理をすることがあります。
➁栄養指導
栄養指導とは、その人にとってどのような食事が望ましいことをカウンセリングします。
例えば、高血圧や貧血の人にバランスの良い食生活について栄養指導を行います。
➂特定保健指導
運動不足や栄養の偏りで、生活習慣病に悩まされる人が増えてきたことから、2008年に「特定健診・特定保健指導」が開始されました。
「特定健診」とは通称「メタボ健診」と呼ばれ、メタボリックシンドロームは内臓脂肪が蓄積した状態を指し、生活習慣病になりやすくなり、高血圧・動脈硬化・糖尿病などの新たな病気へと繋がります。
それを未然に防ぐ為に、栄養士が生活や食生活を改善するよう「特定保健指導」を行います。
40歳〜74歳の全ての被保険者・被扶養者で、腹囲の測定結果が男性85cm以上/女性90cm以上が対象となり、対象者は指導レベルごとに「情報提供」「積極的支援」「動機づけ支援」の3段階に振り分けられ、レベルごとの改善指導を行います。
こうした生活改善の指導により病気を予防することが、ひいては医療費の削減に繋がります。
3.栄養士の魅力
栄養士の魅力は「あらゆる人の食生活をサポート出来る、自分自身の食生活にも生かせる、これからの需要が期待出来る」の3つです!
➀あらゆる人の食生活をサポート出来る
栄養士の活躍できる領域は学校給食を始め、医療・行政・企業、そして地域活動など多岐に渡り、乳幼児〜高齢者まで、あらゆる世代の人に対してその人の生活や健康をサポートすることが出来ます。
専門性を身につけ、その知識によって沢山の人を助けられる点は、この仕事の大いなる魅力の一つと言えるでしょう。
➁自分自身の食生活にも生かせる
栄養士を目指す人は、元々「食が好き」と話す人も沢山います。
「食は健康の基本」と言われるくらい重要なもので、ただ三食食べればいいわけではなく、栄養バランス・体調に合わせた食事を考えることで、より健康的で豊かな日常生活を送ることが出来ます。
仕事を通じて食・栄養・調理方法等に関する幅広い専門知識を益々と身につけていき、ただ仕事だけではなく、自分自身の食生活を豊かにすることが出来ることも、この仕事の魅力でしょう。
➂これからの需要が期待出来る
少子高齢化社会、生活習慣病の増加などの社会変化とともに、栄養士の職業的価値は段々と高まっています。
今後も病気を未然に防ぐ為の「栄養指導」に力を入れる企業は増え、人々の食への関心も増していき、こうした社会変化や人々の健康に対する意識の高まりは、栄養士の活躍の場を更に広げることに繋がります。
自身の得意分野やチャレンジ精神を生かせば、多彩な働き方・多くの活躍の場があることも、栄養士の大きな魅力です。
4.栄養士の目指し方
栄養士の目指し方は、厚生労働大臣から栄養士養成施設として指定認可された学校(昼間部のみ)入学し、その課程を履修して卒業しなければなりません。
栄養士養成施設は、全て昼間の学校であり、通信教育・夜間部の学校は指定認可されていません。
栄養士養成施設には、修業年限4年の大学(管理栄養士養成施設と栄養士養成施設の2つがありま)、修業年限2年の短期大学および修業年限4年・3年・2年の各種・専門学校がありますが、どの学校を卒業しても栄養士の資格は同じです。
5.向いている人
栄養士に向いている人は「食に対して興味がある人、料理を作るのが好きな人、コミュニケーションが得意な人、向上心を持っている人、健康的で体力がある人」です!
➀食に対して興味がある人
栄養士の仕事は、栄養指導や給食の献立作成など、食に関わるものが殆どである為、食に対して興味・関心を持つことは、栄養士にとって最も重要な適性になるでしょう。
食に対する興味・関心は、食べることが好きは当たり前ですが、栄養バランス・食品の安全性に対する関心も含まれます。
➁料理が好きな人
料理が好きな人・得意な人も、栄養士としての適性があります。
栄養士は栄養指導・献立作成以外に、職場によっては調理を担当することもあるからです。
また、栄養指導・栄養相談の場合に調理方法をアドバイスすることもあり、日頃から料理が好きな人は難なく適切なアドバイスをすることが出来るでしょう。
➂コミュニケーションが得意な人
栄養士の業務である栄養指導や栄養相談は、多くの人と関わる仕事であり、職場によっては、栄養士が医師・看護師とチームを組んで仕事を進めていくこともあります。
その為、栄養士には周囲の人間と円滑に業務を行える能力が必須であり、コミュニケーション能力が高く協調性のある人ほど、栄養士に向いていると言えます。
➃向上心を持っている人
栄養士として働くには、向上心が不可欠であり、これは、栄養の知識や栄養指導の技術が、日々新しいものに更新されるからです。
更に、業務によっては医学・介護、教育に関する知識などが必要となり、従って、栄養士を目指すうえで、新しい知識を学び続ける姿勢は欠かせません。
➄健康的で体力がある人
栄養士が健康的であれば、栄養指導・栄養相談に説得力が生まれます。
反対に、栄養士が不健康な状態では、患者さんや相談者に対して不信感を与えかねない為、栄養士自身が健康的で体力があることも、栄養士に欠かせない要素の1つとなります。
上記の事項を知る事で、自信を持って就活ができることでしょう。
是非、参考にしてみてください。
笑顔を忘れずに、面接に励み、内定を勝ち取りましょう。