・「看護師って何なの?」
・「どんな魅力があるの?」
・「今後の将来性はどうなるの?」
・「どんな人が向いているの?」
といった疑問にお答えします。
0.目次
1.看護師について
2.看護師の仕事内容
3.看護師の魅力
4.看護師の今後の将来性
5.向いている人
1.看護師について
看護師は「医師が患者の診察・治療を行う際に補助をしたり、病気や怪我の患者のケアを行う仕事」です!
血圧・体温・脈などの測定、注射・点滴・採血などの治療の補助、食事やお風呂、ベッドメーキングなどの身の回りの世話などを行います。
看護師になる為には、看護師養成の課程がある学校において3〜4年学んだ後に看護師国家試験に合格し、看護師免許を取得することが必要であり、看護師国家試験の合格率は90%前後となりますが、看護学校の倍率は非常に高くなっています。
医師・薬剤師、栄養士などがチームを組んで治療を行う「チーム医療」において、看護師は今まで以上に重要な役割を担うようになってきていますが、高齢化社会が進む状況において、看護師は不足している状況です。
2.看護師の仕事内容
看護師の仕事内容は「日中の仕事」と「夕方・夜間の仕事」の2つで異なります。
なお、こちらでは病棟看護師について紹介します。
➀日中の仕事
日中は、治療や身の回りの保清の他に、医師の指示で検査が入ることがよくあります。
血液検査や、尿検査は看護師が行い、その他の検査の場合、検査が行われる場所まで患者さんを安全に移動させることはもちろん、検査内容、検査時間を把握し、必要がある場合は食事を止めたり、剃毛・浣腸・事前投薬等を行います。
検査室と連携し、医師の指示通りの検査をスムーズに行うことも大切ですが、検査を控え不安を抱えている患者さんの精神的支援も忘れてはいけません。
➁夕方・夜間の仕事
治療・保清・検温・検査で病棟の一日はあっと言う間に過ぎていき、夕方になると、病棟内は少し静けさを取り戻しますが、看護の仕事がなくなるわけではありません。
殆どの病棟が、一日3回の検温を行っているので、夜間の検温をし、それ以外にも夕食の介助、投薬、注射、点滴などを行い、就寝後も、病室の見回り・24時間点滴の管理・呼吸機や心電図モニターのチェック、明日の検査の準備など常に病棟中に気を配っています。
このような通常業務の他に、緊急入院、緊急手術が入ることもあり、24時間休む間もない病棟勤務において最も必要なことは、チームワークであり、チームワークの良い職場は、スタッフが働きやすいだけでなく、患者さんにとっても快適な看護を受ける為に不可欠であり、そのような職場にこそ、厳しい仕事の中にもやりがいを見つけることが出来るでしょう。
3.看護師の魅力
看護師の魅力は「同期が心の支えとなる、同期との絆が結ばれる」の2つです!
なお、あくまで体験談を紹介します。
➀同期が心の支えとなる
私の看護師生活は、某大学病院の高度救命救急センターで始まり、地獄の新人時代を最も厳しいと言われる救命救急の世界で過ごしました。
同時、救命救急センターに配属された同期は全部で43名であり、大学病院の大きな救命救急センターでしたので、同期のみで43名という多さだった為、自分と同じ勤務帯に必ず誰か一人は同期が一緒に勤務していて、それだけで心の支えとなりました。
大学病院は看護師の研究も義務づけられており、新人時代は症例提出と業務上の勉強に常に追われていた記憶があり、そんな辛い状況の中で今思うと、同期と過ごした日々は何よりも印象深い思い出です。
ある日、夜勤明けでそのまま同期と病院に残り、一緒に症例を仕上げようという話になりましたが、着替えもせずにユニフォームのままパソコンの前に座り、睡魔と闘いながら症例作成に没頭し、気付くと翌日の朝3時となることもありました。
➁同期との絆が結ばれる
共に怖い先輩に怒られ、自分達が悪いと分かっていても愚痴を言わずにはいられず、そのまま居酒屋で愚痴を言い合うこともありましたが、考えると、あの時の私達の口癖は常に「もう辞めたい。」であり、今の自分があの場にいたとすると、「数年後には笑い話になるよ。」とあの時の自分に言ってあげたい気持ちで沢山です。
共に叱られ、愚痴を言い合い、休日には気分転換に出かけた同期は、あの頃誰よりも多くの時間を一緒に過ごした相手であり、親友でもあり、良きライバルでもあり、時にはお互いの仕事のミスを指摘して喧嘩をしたこともありますが、そんな同期がいたからここまでこれたのだろうと思います。
お互いが後輩を指導できる経験年数になり、共に新人の教育について話したり、患者さんのケアについて話をしたりする機会もありますが、その時はお互い本当に成長したものだと誇らしくなります。
そんな43名もいた同期ですが、年数が経つとそれぞれの道を歩む為に退職したり、別の部署へ異動したりして、遠く離れた場所で頑張っていますが、新人時代の辛い日々を共に乗り越えた同期とは、何とも言えない絆で繋がっている気がします。
4.看護師の今後の将来性
看護師の今後の将来性は「高齢化社会が進み続ける中、在宅医療の普及と共に、この先は訪問看護ステーションで働く看護師の需要がより一層高まること」です!
看護師と言えば、病院・クリニックで活躍する姿を思い浮かべる人が大半でしょうが、社会の変化に応じて看護師の活躍の場も少しずつ変化しています。
いずれにしろ、看護師の果たすべき役目は非常に大きなものであることは確かであり、患者さんの心に寄り添い、医療人としての誇りと責任を持って仕事に向き合える人材は、今後も継続して必要とされるでしょう。
5.向いている人
看護師に向いている人は「体力がある人、協調性がある人、思いやりがある人、精神の強さがある人、技術の習得に力を入れられる人」です!
➀体力がある人
体力に自信のある人は、看護師に向いている要素を持っていると言えます。
看護師という職業は、事務仕事のように常に座っていられるわけではなく、院内の巡回・患者の移送・入院患者の身の回りの世話などで常に動き回り続けなければいけない為、性格の面で看護師として向いていても、体がついていかなければ看護師という職業が辛く感じてしまうことがあります。
➁協調性がある人
協調性がある人も看護師に向いている要素の一つであり、看護師は一人だけで行える仕事ではなく、医師・他の看護師などとの連携が必須になります。
自身だけで全てを熟そうとして失敗してしまうと、最悪患者の命に関わってしまう可能性がありますので、仕事での連絡や相談などをしっかり行える人が看護師として向いています。
➂思いやりがある人
看護師の仕事では、患者とのコミュニケーションを行い、良好な信頼関係を築くことが必須項目になります。
そのような関係を築くには、患者の言葉に親身に耳を傾けてホスピタリティ精神を持って接することが大切であり、こうしたことを潜在的に行える世話好きの人は、看護師に向いている特徴をもっている人です。
➃精神の強さがある人
看護師の仕事は、人間相手に行う業務である以上、どうしても思い通りには事が進まずストレスを感じてしまうことも多い職業です。
そんな時に直ぐに切り替えが出来たり、相談をしてストレスを発散できたりする精神の強さは、看護師に向いている特徴の一つです。
➄技術の習得に力を入れられる人
患者の命と向き合うことは大きな責任が伴い、日々医療や看護を行う際の技術は進歩していますが、責任を果たすためにも技術を習得する努力ができる人は、看護師に向いている特徴を持っています。
上記の事項を知る事で、自信を持って就活ができることでしょう。
是非、参考にしてみてください。