・「調理師って何なの?」
・「どんな魅力があるの?」
・「どのように調理師を目指すの?」
・「どんな人が向いてるの?」
といった疑問にお答えします。
0.目次
1.調理師について
2.調理師の仕事内容
3.調理師の魅力
4.調理師の目指し方
5.調理師に向いている人
1.調理師について
調理師は食品の「栄養」「衛生」「適切な調理法」の知識を持った、安全な料理を作ることが出来る調理のプロです!
調理師の勤務場所は飲食店以外に、学校・病院・福祉施設など多岐に渡ります!
2.調理師の仕事内容
調理師の仕事内容は「仕込み、調理・盛り付け、皿洗い・片付け・掃除」の3点です!
➀仕込み
お店の営業時間に料理をスムーズに提供するには「仕込み」が必要であり、スープやソースなどを煮込む、食材を洗って切り分けるなど、調理の準備として時間がかかる作業を前日や開店前に行います。
仕込みの時間帯は働く場所によって異なりますが、一般的に前日の深夜や当日の早朝などに仕込む為、不規則な勤務をこなす調理師も多く、食材の下処理は見習いの調理師が、味付けが必要な仕込みはベテランの調理師が担当することが多いです。
➁調理・盛り付け
調理師の主な仕事内容は、「調理」と「盛り付け」であり、飲食店や料理に拘るホテルなどの場合、味が美味しい以外に見た目の良さも重要です。
特に日本料理やフランス料理では、配色や配置のバランスを考えながら料理が最も美しく見える盛り付けがなされ、繊細な料理ではピンセットを使って数mm単位で盛り付けをすることもあります。
一般的に、調理における全体の流れは基本的に料理長が指示を出し、学校・病院・福祉施設などの調理場では栄養士が指示します。
➂皿洗い・片付け・掃除
開店前の掃除や開店後の片付け・皿洗いも調理師の仕事内容に含まれることがあり、調理師は仕込みや調理をするだけでなく、調理場の衛生面を保ちます。
これらの作業は主に見習いの調理師が担当することが多いですが、小規模な勤務先の場合はスタッフ全員で行うこともあり、新米調理師は、皿洗い・掃除などの裏方の下積み期間を経験して初めて食材を触らせて貰えます。
3.調理師の魅力
調理師の魅力は「様々な料理が学べる、食に関して余りお金がかからない、少額の出費でも開業可能である、結婚後も役に立つ」の4点です!
➀様々な料理が学べる
調理師の魅力は、何より、自分で様々な料理を作れるようになり、和食・中華・フランス料理・イタリア料理と、料理の種類は実に多様で、この中の一つの道を極めたり、様々な料理を学ぶ人もいます。
実際に、ホテルや結婚式場で働く調理師は専門外の料理を手伝うことも多く、幅広い知識や技術が身につきます。
➁食に関して余りお金がかからない
調理師になると、仕事中の食事として「賄い食」があり、賄い食は余った食材で作ることもありますし、配膳した料理の残りを食べることもあり、店によっては余った食材を持ち帰ることを許可されたり、出入りの業者さんから割引券をもらえたりすることもあります。
自分で料理を作ることができるので、外食や惣菜に頼ることもなく、食に関する部分には余りお金をかけなくて済むのは、特に駆け出し時に助かります。
➂少額の出費でも開業可能である
技術を磨けば独立開業も夢ではなく、独立の際は大きな店舗を構えることもあれば、小さな店舗で開業することもあるでしょう。最近は自宅併設の小料理屋、家族経営の小さなお店というものも増えてきており、やり方次第では少ない出費で開業することが出来ます。
➃結婚後も役に立つ
調理師の資格・技術は、結婚して子どもが生まれてからも、子供の食事を作る時にも役に立ちます。
また、自宅で料理教室を開いたり、ケータリングサービスを始め、家事や育児の負担にならない範囲で仕事をすることが可能です。
4.調理師の目指し方
調理師の目指し方は、厚生労働大臣の指定を受けた調理師養成施設を卒業することです。
主に、1年制・2年制の専門学校、短期大学、4年制大学、職業能力開発短期大学校のいずれかを調理師養成施設で学び、卒業すると調理師試験を受験せずに調理師免許を取得出来ます。
調理師養成施設は全国にあり、夜間のクラスを設けている学校もあるので、働きながら通うことも可能です。
5.調理師に向いている人
調理師に向いている人は「とにかく料理が好きな人、粘り強く向上心のある人、正確な味覚とセンスがある人」です!
➀とにかく料理が好きな人
調理師は基本的に勤務時間が長く肉体的にも厳しい仕事であり、下積み期間は給与も少なく料理長やシェフなどの厳しい言葉に辛い思いをすることも少なくありません。
調理師として一人前になるまでの辛さを乗り越えるには、とにかく料理が好きで、「自分の料理で人を笑顔にしたい」という強い思いを持ち続ける必要があります。
➁粘り強く向上心のある人
調理師の世界は上下関係が厳しく、縦社会であり、料理長や先輩の指導には多少の不満があっても従うという暗黙のルールがある職場も多いです。
理不尽なことがあっても粘り強く頑張れる人や、厳しい環境でも夢を持ち続けられる人、体育会系の部活経験のある人などは、調理師の世界に馴染み易いでしょう。
➂正確な味覚とセンスがある人
調理師は人々に美味しい料理を提供し、楽しんでもらうのが仕事であり、誰が食べても美味しいと感じられる料理を作る為には、正確な味覚を持つことが何よりも重要です。
また、盛り付けの美しさ・味付けのバランスなど、味覚センスや芸術的な感性が求められます。
上記の事項を知る事で、自信を持って就活ができることでしょう。
是非、参考にしてみてください。
笑顔を忘れずに、面接に励み、内定を勝ち取りましょう。