システム保守・運用の選考を受ける人はこれを見よう!

・「システム保守・運用ってそもそも何?」
・「年収はいくらくらいなの?」
・「どんな仕事をしているの?」
・「どういう人が向いているのかな?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.システム保守・運用ってそもそも何?
2.年収はいくらくらい?
3.どんな仕事をしているの?
4.システム保守・運用はどういう人が向いてるの?

1.システム保守・運用ってそもそも何?

システム保守とは、「システムに不具合があった時の対応業務のこと」で、システム運用とは、「システムが停止しないようにする業務のこと」です!

つまり、システム運用が毎日の管理業務であるのに対して、システム保守はシステム自体に手を加える必要があるということです。

ただ企業によっては運用部門が保守部門を兼ねていたりすることもあって、その業務がはっきりと分けられていないという実情になっています。

2.年収はいくらくらい?

システム保守・運用の平均年収はズバリ!「約416万円」です!

ITの中では低めで推移しています。

収入が低い要因としては、専門的なスキルがあまり要求されないことがあります。運用手順などはすでにマニュアルができているので、その手順に従って行っていけばいいのでコンピューターに関するちょっとした知識があればできます。

キャリアを積み重ねると年収アップは期待できます。

20代の平均年収が387万円なのに対し、30代の平均年収は466万円です。

3.どんな仕事をしているの?

システム保守とシステム運用についてわけて説明します。

①システム保守

システム保守の仕事はズバリ!「システムに不具合が生じたときに適切な対応をすること、アップデートなどのシステム変更作業」です!

具体的には以下のようになります。

❶システムのアップデート作業

❷不具合の原因究明およびその修正・復旧作業

❸新しいプログラムやシステムの導入

データベースやサーバ機器といったインフラ自体のメンテナンス運用と大きく違うのはシステムに対して変更を加えなければいけないという点です。

そして機器の故障などの問題だけではなく、対応方法がマニュアルに載っていないといった想定外のトラブルが起こった場合も、原因を解明して解決するところまでもっていかなくてはなりません。

そのため知識や経験を含めて高い技能が必要とされるのがその仕事の特徴です。

②システム運用

システム運用の仕事内容はズバリ!「システムが正常に稼働しているかを確認し、トラブルが起こらないようにすること」です!

具体的には以下のようになります。

❶サーバの起動・停止

❷アプリケーション操作

❸決まった時間にデータを入力・出力すること

❹データのバックアップ

❺システムの監視作業

❻外部から攻撃を受けたり、急激なアクセス数の増加があったりしたときの対応

トラブルが何も起こらなければ監視を続けるだけで構いませんが、特にECサイトやキャンペーンサイトといったユーザーのアクセスが一定時間に偏るようなものの場合は注意が必要です。

どんな状況においてもユーザーが快適に使えるように、接続ができないといったトラブルにならないように、24時間しっかりと管理をしてトラブルを未然に防がなくてはなりません。

4.システム保守・運用はどういう人が向いてるの?

システム保守・運用に向いている人は、「ITシステム全般に関する広い知識のある人、コミュニケーション能力のある人」です。

それぞれについて説明していきます。

①ITシステム全般に関する広い知識のある人

まずは、サーバやネットワークに関する幅広く深い知識が必要です。

仕事をしながら身につけていくことも可能ですが、そのためには旺盛な学習意欲を発揮して、常に新しい知識を吸収していかなくてはなりません。

とくに近年、IT環境は複雑化・多様化・大規模化する傾向にあります。
クラウド化などの仮想化技術の進歩によって、サーバやネットワークの環境構成は現在、見直しや刷新の時期に差し掛かっているともいわれます。

ITシステムに関する古い知識、現在進行形の知識、そして将来を見据えた知識を重層的に学んでいく姿勢が欠かせません。

②コミュニケーション能力のある人

システムに関する問い合わせや質問を受けたときの対応、障害が起きたときの状況報告や折衝などのシーンでは、コミュニケーション能力も求められます。

また、運用管理・保守の仕事はチーム内のスムーズな連携プレーが必須です。
とくにリーダーとなったときには、メンバーに対してコミュニケーションを図ること、リーダーシップを発揮することが重要になります。

上記の項目をしっかりと理解すれば、就活が少しでもうまくいくはずです。

深呼吸を行い、リラックスした状態で面接を受けましょう。