タクシー運転手に興味がある人はこれを見よう!

・「タクシー運転手って何なの?」
・「どんな魅力があるの?」
・「どんな人が向いているの?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.タクシー運転手について
2.タクシー運転手の仕事内容
3.タクシー運転手の魅力
4.タクシー運転手の一日
5.向いている人

1.タクシー運転手について

タクシー運転手は「タクシーを運転しながらお客様を目的地に到着する」仕事です!

近年は深刻な人手不足の影響で、老若男女問わず人気が高い業種です。

2.タクシー運転手の仕事内容

タクシー運転手の仕事内容は「自動車運行前点検、運転(接客)、納金、洗車」の4つです!

➀自動車運行前点検

まず、運行管理者からその日の道路の状況や天候、運転の際の注意事項などの説明があります。

その後、アルコール検査を行い、自分が乗車する車両へ向かい、ウインカー・ブレーキ、ヘッドライトなど各種ランプがしっかりと点灯するかどうか、エンジンオイル・バッテリーに問題がないか運行前点検は必ず行います。

➁運転(接客)

運行前点検を終えたら、いよいよ出庫し、朝は会社へ出勤するお客さんを中心に乗せ、10時以降はその日の交通状況・天候などに応じて臨機応変に移動していきます。

そして、お客さんの少ない時間帯を上手に活用して昼食を取ります。

夕方になると今度は仕事帰りのサラリーマンが中心になり、タクシードライバーは1回の乗務につき3時間の休憩を取ることが出来て、20時から深夜までは最も仕事が集中する時間帯です。

➂納金

深夜2時頃に営業が終了し、会社に戻ってからその日の売上の納金を行います。

➃洗車

次に乗るドライバーの為に、タクシーの洗車を行います。

3.タクシー運転手の魅力

タクシー運転手の魅力は「様々な人との出会いがある、地理・土地に詳しくなれる、頑張れば頑張るだけ収入が上がる」の3つです!

➀様々な人との出会いがある

タクシー運転手の魅力は、大好きな車を運転しながら、毎日様々なお客様の出会いがあることです。

わずかな短時間ではあっても、タクシーという狭い空間の中でお客さまと同じ時間を共有することが非常に楽しくなるでしょう。

但し、タクシーはサービス業であるため、お客様への思いやり・気遣いは必須であり、ただの移動手段としてだけではなく、自分が居心地のいい快適な空間を提供することで、最後にお客さまから「ありがとう」と声をかけてくださったり、「またあなたの会社のタクシーに乗りたいです」と言ってくださったりした時は、大変嬉しい気持ちになります。

様々なな人と接しながら、自分自身も成長出来る仕事になるでしょう。

➁地理・土地に詳しくなれる

タクシー運転手ならではの魅力が、その土地の地理や交通事情などに詳しくなれることです。

運転手として仕事をする以上、最低限のことは現場に出る前に覚えておく必要がありますが、仕事をしながら身につくことも沢山あります。

また、新しいビルが出来たり風景が変わったりと、少しずつ街の変化を感じられるのも楽しいところであり、仕事では毎日違う場所を走る為、単純なオフィスワークとは異なり気分転換もしやすく、外に出て働くのが好きという人には楽しい仕事だと感じられます。

➂頑張れば頑張るだけ収入が上がる

タクシー運転手の給料は、ほとんどの場合において「歩合制」となっており、沢山のお客様を乗せて売上が伸びれば、その分だけ自分に入る給料も上がります。

「やればやるだけ評価される」という点はモチベーションにも繋がりますし、沢山稼ぎたいという夢を持っている人には魅力的に感じられるでしょう。

また、経験を積めば個人タクシーの運転手になって、より多くの収入を得るために頑張ることも出来て、当然ながら現実は良いことばかりではありませんが、自分の運転で多くの人の役に立てると考えると、魅力ある仕事だと感じられるでしょう。

4.タクシー運転手の一日

タクシー運転手の一日は以下の通りです。

6:40 出社

出勤したら制服に着替え・アルコール検査と健康状態のチェックを行います。万が一、規定以上のアルコール反応が出たり、体調が悪かったりした場合には乗務が出来ません。

7:00 車両点検

事故を起こさず、お客様を最後まで安全にお送り出来る為に、必ず毎日車両の点検をします。

7:30 点呼・朝礼

運行管理者と点呼を行い、朝礼に参加し、安全運行に関する注意点の読み上げ・連絡事項の確認・お客様を元気にお迎えする為の声出しなどを行います。

8:00 営業開始

朝の通勤時間帯はビジネスマンのお客様が中心です。

次々とお客様が乗り降りするので、忘れ物の確認にも気を配ります。

12:30 昼食

1日に3時間休憩時間をとる決まりになっていますが、当日のお客様の状況によって時間は変化します。

13:30 営業再開

お昼過ぎの時間帯は少々お客様が減ります。

16:00 休憩

どうしても眠くなりがち時間帯なので、意識的に外の空気を吸ったり、ストレッチをしたりして目を覚まします。

18:00 営業再開

夕方以降はお客さまが増え、特に電車・バスの運行が終了した後からは一番の稼ぎ時であり、より集中して仕事に臨みます。

1:30 帰庫

営業を終え、車庫に戻ります。

2:00 営業報告・洗車

売上金を入金し、日報の提出します。また、車両をきちんと洗い、車内も掃除し、次に乗車されるお客様が不快にならないように気をつけます。

2:30 業務終了

業務を終えて帰宅します。翌日はお休みなのでゆっくり寝ることが出来ます。

5,向いている人

ドライバーに向いている人は「気配りが出来る人、一人で過ごす時間も苦にならない人、ストレスに強い人」です!

➀気配りが出来る人

タクシー運転手と言えば、運転が好き或いは得意ならなれる仕事だと考える人も多いかもしれませんが、実際はサービス業としての自覚を持ち、お客さまに快適に過ごして頂く為の気持ちが強く求められる仕事です。

例えば、運転に集中しながらも常にお客さまの様子には気を配り、場合によっては「車内は暑くないですか?」などと声をかけるも大切です。

あくまでもお客様の為に運転をするのがタクシー運転手ですから、さりげない気配りや心配りが出来る人にこそ向いている仕事です。

また、日々様々なお客様と接するだけに、コミュニケーション能力も必要とされ、「運転は好きだけれど人が嫌い」という人には、あまり向いている仕事ではありません。

➁一人で過ごす時間も苦にならない人

一方、タクシー運転手は自分だけで過ごす時間も長い仕事の為、一人の時間が苦にならない人に向いている仕事です。

毎日、会社からタクシーを出庫してからの1日の過ごし方は、基本的に個々の運転手に任され、その日の営業が終わるまでは自分でお客様を見つけながら走ることが基本となる為、会社で大勢の仲間と協力して物事に取り組む仕事とは性質が異なります。

一人で過ごす時間を退屈に感じてしまうような人だと、タクシー運転手としては厳しいかもしれません。

➂ストレスに強い人

タクシー運転手の仕事は、基本的に1日の拘束時間が15時間程度であり、非常に長くなりますが、その分、休みもしっかりと取ることが出来ます。

しかし、運転中は安全運転の為に常に集中している必要がありますし、精神的なプレッシャーもかかりやすいです。

また、長く仕事を続けていれば、なかには酔っぱらって暴言を吐くお客様がいたり、理不尽な文句を言ってきたりと、接しにくさを感じるお客さまとの出会いもあるはずです。

それでも、仕事を投げ出すわけにはいきませんので、タクシー運転手は、少し嫌なことがあった時に直ぐに苛立つ人ではなく、我慢強い人やストレスに強い人に向いています。

上記の事項を知る事で、自信を持って就活ができることでしょう。
是非、参考にしてみてください。

笑顔を忘れずに、面接に励み、内定を勝ち取りましょう。