介護に興味ある人はこれを見よう!

・「介護って何なの?」
・「介護の魅力は何があるの?」
・「今後の将来性はどうなるの?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.介護について
2.介護の仕事内容
3.介護の魅力
4.今後の将来性

1.介護について

介護とは、「老人ホームなどの施設内で、高齢者の身の回りのお世話をする仕事の上で、施設利用者の日常生活の手助けをすること」です!

利用者が、その人らしい生活が出来ることが目的で、一人一人に合わせたサポートをしていきます。

2.介護の仕事内容

介護の仕事内容は「入浴のお手伝い、排泄のお手伝い、食事のお手伝い、レクリエーション、口腔ケア、移乗(トランス)、就寝のお手伝い(ナイトケア)」の7つです!

➀入浴のお手伝い

入浴は、入所型の場合は午前と午後に計2度行い、通所型の場合は、午前中に1度行うことが多いです。水温以外に、着替えの段階から室温には注意し、お風呂場は滑りやすい状態なので、転倒防止にも気を配ります。

介護のお仕事の中でも、体力を使う仕事ではありますが、利用者様の気持ち良さそうな顔を見られるので、やりがいを感じる方も少なくありません。

➁排泄のお手伝い

タイミング・回数は利用者様によって様々な為、常に気にかけていなければなりません。「排泄」という行為自体が、ご自身にて出来なくなってしまっていることが利用者様にはストレスとなってしまい、それに関わる介護者は信頼関係を築かなければならず、お手伝いされる側の精神的な負担や、身体的な不快が最小限になるよう、心配りを忘れず、お手伝いをする必要があります。

➂食事のお手伝い

自分でで食事を取ることが困難な方に対し、人それぞれに噛む力・飲み込み力は異なりますので、その人にあったお食事を召し上がっていただきます。口から召し上がることで、五感が刺激され、食事が増したり、食べる喜びを感じていただけます。

➃レクリエーション

高齢者のレベルに合わせたゲームや体の機能回復につながる動きを取り入れ、集団で催しを行うことです。例えば、歌を歌って、工作したり、歌風船やボールを使ってゲームをするなど様々です。 そこにいる皆が楽しめるよう内容レベルを考えながら行います。

手先を動かすのは高齢者の健康に非常に効果的であり、これらが長生きするためのエッセンスにもなります。自分も一緒になって楽しみ、レクリエーションを通して、利用者様とより距離を縮めることも出来ます。

➄口腔ケア

歯磨きを手伝い、口腔内の細菌を減少させ、ブラッシングは出来る限りご自身にて行っていただきますが、困難な方には、介護職員が行い、その際にも、手を添えてご自身で磨いているように思っていただけるよう、一緒に行います。

➅移乗(トランス)

べッドから車椅子などへ自力または介助で移動し、歩行が不可能な高齢者、或いは困難な高齢者にとっては、椅子・車いす・便座などへの移乗ができるかどうかが、寝たきりを防ぐ意味で、非常に重要となります。

➆就寝のお手伝い(ナイトケア)

就寝の為のお手伝いをして、「パジャマの上を絶対にズボンに入れないと嫌」、「靴下は絶対に履いて寝る」など、その人それぞれにこだわりがありますので、個々に合わせたお手伝いが必要となります。

3.介護の魅力

介護の魅力は「利用者から多くのことを学べる、利用者の前向きな姿が自分の喜びになる、笑顔で感謝され人の役に立つ、様々なスキルと人間力が磨かれる」の4つです!

➀利用者から多くのことを学べる

「利用者とお話しして学ぶことがある」「人生の終末を迎えた人の人生観や経験談にふれることができ、考える機会を得られた」「人の最期のケアに携わり、生きる意味を考えることができた」「人とのつながりの大切さを教えてもらった」などです。

利用者は働く人にとって面倒を見る相手のみならず人生の先輩であり、接することで多くの学び、自分自身も成長出来ると実感する人が沢山います。

➁利用者の前向きな姿が自分の喜びになる

「殆ど無表情だった方が笑顔になった時」「家族や利⽤者が安⼼した表情を見せた時」「寝たきり状態だった方が、自分たちが関わることで食事をしっかり食べて元気な状態になった時」「関わるうちに変化し生き生きとした表情をされていた時」などです。

介護サービスの利用を開始した利用者は、要介護認定を受けたお年寄りかつ身体機能が低下しつつあり、多くの利用者は不安を抱え、中には思うように心を開いてくれない人も少なくありません。

➂笑顔で感謝され人の役に立つ

「利⽤者が喜んでくれた時」「些細なことでも感謝された時」ご利⽤者やご利⽤者の家族に「ありがとう」と⾔ってもらえた時に魅力を感じる」などです。

介護の仕事は数ある仕事でも感謝の気持ちが込められる場面が多いです。感謝の気持ちが介護職員にとって純粋で明るい気持ちになれるのです。

➃様々なスキルと人間力が磨かれる

「高齢者との接し方が理解できた」「福祉に関する知識が、自分自身の生活にも活⽤できる」「祖⺟の介護に知識と経験が少し生かせた」「認知症の人を理解できるようになり、外で困っている人に声を掛けるようになった」などです。

介護の仕事は、高齢者と接するスキルが身に付くスキル以外に、人間力も磨くことが出来ます。

4.今後の将来性

今後の将来性は「今後も処遇改善が期待される、女性が活躍出来る、増えるニーズ」の3つです!

➀今後も処遇改善が期待される

介護は、今後も処遇改善が期待され、2019年10月から、勤続10年を超える社会福祉士は月額8万円給料が上がり、年収440万円を超える社会福祉士が事業所内に一人以上いなければならないというルールも設けられます。

介護士の仕事が「きつい」と言われる理由の一つは、人手不足による仕事の多さであり、今回の処遇改善によってそれらが改善され、介護の将来は更に明るくなり、「働き方改革」によって、仕事の見直しや細分化が進められ介護の現場が働きやすいものになる未来は、そう遠くないでしょう。

➁女性が活躍出来る

現在、女性の社会進出が増加し、2018年には、女性の就業者数は過去最高を記録して、これからの時代、女性も子育てをしながら仕事をするというのは、当たり前になっていきます。

介護は、子育てとの両立がしやすい仕事であり、夜勤などがあると不規則になりがちですが、デイサービスは日中のみで、日曜日も休みです。仕事内容も、食事の準備や掃除など、普段の家事を役立てることが出来て、女性が活躍できる場として介護にスポットライトが浴びるのは、間違いないでしょう。

➂増えるニーズ

近年、様々な企業が介護の分野に進出し、例えばローソンでは、コンビニ内に介護の相談窓口とサロンを併設する「ケアローソン」という新しい試みを発表し、高齢者向けに食事や生活用品を宅配サービスも増加中です。

介護を取り巻く環境は、この先も益々変化して、「きつい、大変」と言われやすい介護の仕事ですが、将来、イメージが一変する可能性もあります。介護の仕事を経験し、知識や資格を習得すれば、新しい世界にキャリアアップすることもできるでしょう。

上記の事項を知る事で、自信を持って就活ができることでしょう。
是非、参考にしてみてください。

笑顔を忘れずに、面接に励み、内定を勝ち取りましょう。