地方公務員に興味がある人はこれを見よう!

・「地方公務員って何なの?」
・「どんな魅力があるの?」
・「どんな人が向いているの?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.地方公務員について
2.地方公務員の仕事内容
3.地方公務員の魅力
4.向いている人

1.地方公務員について

地方公務員は「国民全体の奉仕者となる公務員の中でも、都道府県・政令指定都市、市町村などの自治体組織に所属する公務員」です!

国・地域のあり方に関する議論が続く中、地方公務員の役割は益々と重要性が増すと同時に、それを取り巻く状況が年々変化していくことも視野に入れる必要があります。

2.地方公務員の仕事内容

こちらでは地方公務員の事務職について紹介します。

地方公務員の事務職の仕事内容は「行政事務、学校事務、警察事務」の3つです!

➀行政事務

役所の一般事務職に携わります。役所には「市民課」「住民課」「福祉課」「観光課」「環境保全課」「地域振興課」など様々な窓口があり、それぞれの課で書類作成や管理、住民の相談対応にあたる仕事です。

窓口で住民票を発行するのは市民課または住民課、年金や保険の相談を受け付けたりするのは、福祉課の職員であり、観光課の職員であれば、国内外に向け地元のPRやパンフレット作成が主な業務であり、地域振興課の職員は、町おこしイベントの企画立案や住民との交流を通して街の活性化を目指します。

その他、予算の編成、条例・規則の整備など、行政運営に関わる重要な業務を担う職員もいます。

➁学校事務

国立大学や公立の小中学校で、教職員の業務をサポートするのが学校事務員の仕事であり、細かい仕事内容は、配属先の学校の規模や種類によって異なります。

小中学校に勤務する事務職員は、主に備品・教材の発注管理、教職員の給与計算などであり、総務の仕事から経理業務まで幅広く担当するのが特徴です。

これが国立大学規模の組織になると、学校事務の仕事も細分化がなされており、一般的な企業と同じく「総務課」「学生課」「経理課」「人事課」などの部署に分かれており、それぞれの課に応じた事務仕事を任されます。

備品や教材の発注業務は「総務課」、職員の給与計算は「経理課」が担当し、これらは一般的な企業と比べ大差ない一方で、「学生課」のように入試試験の運営やカリキュラム作成、奨学金の手続きなど、学校事務ならではの仕事もあります。

➂警察事務

警察業務全般を事務面でサポートするのが、警察事務に携わる人々の仕事であり、具体的には、署内のシステム管理や備品の発注、会計業務など、その他に運転免許証に関する事務手続きや交通事故の統計など、多岐に渡ります。

警察事務は警察官ではない為、現場に出向いて直接捜査にあたる、などの仕事はしませんが、警察官と連携・協力しながら犯罪撲滅・事故防止のために様々な対策を検討し、実行に移すことも大切な業務の一つです。

3.地方公務員の魅力

地方公務員の魅力は「地域を元気にすることが出来る、社会に役立っている実感が味わえる、多くの人と関わりながら仕事が出来る」の3つです!

➀地域を元気にすることが出来る

地方公務員は各自治体において、地域そのものを良くしたり、そこに住む人たちが安心して、快適に暮らせる環境を作る為の様々な仕事をします。

制度の整備・補助金の交付など、地方公務員だからこそ出来る仕事が多々あり、その仕事をすることによって、地域が元気になっていくための力になれることは、正に地方公務員ならではの魅力と言えます。

また、地方公務員は地域密着型の仕事が多いため、直接住民の声を拾い上げる機会も多々あり、住民の確かな反応を得ながら仕事に取り組んでいく充実感、喜びを得ながら働けることでしょう。

➁社会に役立っている実感が味わえる

地方公務員の仕事は、民間企業で働く場合とは異なり、自社の売上・利益を追求することを目的としていません。

それよりも「自分のやる仕事で世の中を良い方向に変えたい」という気持ちを持って、その為に全力を尽くせることは、この仕事の魅力と言えます。

例え小さなことであっても、自分が考えて行動したことによって、世の中がよりよい方向へ変わっていく、地方公務員はその喜びを感じられる仕事である為、何よりも世の為、人の為に役に立ちたい気持ちが強い人にとっては、非常に魅力的な仕事です。

➂多くの人と関わりながら仕事が出来る

行政の仕事は、多くの人と関わりながら進めていくものであり、同じ部署・他部門の職員はもちろん、関連機関との調整や連携が必要な場面も多々出てきます。

時には県・市町村が連携してイベントを開催することもあり、日々新しい出会いが沢山あり、こうした出会いの中から信頼関係を築き上げることが、仕事をスムーズに熟すことにも繋がります。

地方公務員として地域住民を代表する気持ちを持ち、人との関わりを大切にしながら仕事を続けることも大きな魅力だと言えます。

4.向いている人

地方公務員に向いている人は「社会や人の役に立たない気持ちが強い人、素直に物事に取り組める人」です!

➀社会や人の役に立たない気持ちが強い人

地方公務員は、法律で「全体の奉仕者」と定義されており、いつでも公共の為に働くことが求められます。

もちろん、世の中には公務員以外にも人の役に立つ仕事が沢山ありますが、とりわけ公務員の場合は「社会全体の為」という意識を強く持っている必要があります。

その為、世の中や人の役に立ちたいという気持ちが強い人であれば、地方公務員にはピッタリです。

また、社会をより良くするといった観点から、正義感があり、公正・公平を重視して動けるような人も地方公務員には向いているでしょう。

➁地域住民に寄り添って頑張れる人

地方公務員は、公務員のなかでも各自治体において「地域密着型」の仕事をしています。

住民が何を求め、何を不安・不満に思っているのか、日々、こうした住民の生の声を拾い上げて、行政の活動に生かしていく必要があります。

こうした仕事をしていくには、地域に対する愛情と、住民のあらゆる意見に素直に耳を傾ける姿勢が必要とされ、財政難・人口減少など様々な問題を抱える自治体も少なくない今だからこそ、「地域をもっとよくしたい!」という熱い気持ちを持って頑張れる人こそが、地方公務員には向いていると言えます。

➂素直に物事に取り組める人

地方公務員の多くは、3年程度で様々な職場を異動しており、当然、異動の度に新しい仕事を覚える必要がありますし、職場の人間関係もまた一から構築していかなくてはなりません。

地方公務員の仕事は実に幅広いものとなっている為、時には希望とは全く異なる部署に配属されることも少なくありません。

しかし、例えやりたくない仕事であるからといって、いちいちモチベーションを落としてしまっては、地方公務員は務まりません。

こうした変化を「成長のチャンス」と前向きに捉え、いつでも素直に目の前の物事を吸収していける人であれば仕事を早く覚えていくことが出来ますし、周囲からも信頼される人になれるかもしれません。

上記の事項を知る事で、自信を持って就活ができることでしょう。
是非、参考にしてみてください。

笑顔を忘れずに、面接に励み、内定を勝ち取りましょう。