書籍や雑誌を扱う編集者の選考を受ける人はこれを見よう!

・「編集者ってそもそも何?」
・「年収はいくらくらいなの?」
・「どんな仕事をしているの?」
・「どういう人が向いているのかな?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.編集者ってそもそも何?
2.年収はいくらくらい?
3.編集者の1日は?
4.編集者の仕事の役割は?
5.編集者はどういう人が向いてるの?

1.編集者ってそもそも何?

編集者とは、「書籍や雑誌などを企画・編集する仕事」です!

書籍や雑誌と言っても、ファッション・文芸・漫画・ビジネスなどジャンルはさまざまで、さらに一人の編集者がどの業務にどの程度携わるかは、勤務先や企画によっても違いがあります。

ときには一冊だけでなく、複数の書籍や雑誌の編集を兼ねることもあります。

書籍や雑誌の出版・発売日はあらかじめ決められているため、編集者はそれに間に合うよう常に締切を意識しながら仕事を進めていきます。

2.年収はいくらくらい?

編集者の平均年収はズバリ!「400万円から500万円」です!

しかし、才能ある編集者であれば年収1000万円を超す人も出てきます。自分が発案した企画が通り、雑誌にして売れ行きがよければ、その分評価されます。

しかし、基本的に編集者は安い給料で、しかも激務と考えたほうがよいです。年収1000万円クラスの編集者などそうそういませんし、年収300万未満の人がごろごろいます。

名の通っている出版社や、一つでも有名な本を出している出版社であれば、給料や待遇もそこそこは保障されます。

一方、編集プロダクションはカツカツで仕事をしているため、給料面はもとより、待遇面が厳しいのが現実です。

もし、高給取りになりたいのであれば、大手の出版社に入社するか、もしくは編集プロダクションに入って自分の企画を成功させるように努力したり、出世して編集長の座を得たりする必要があるといえます。

3.編集者の1日は?

ここで、編集者の1日を説明します。

9:00 出社

始業時間は遅めのことが多く、9:00から10:00の間が一般的です。

9:30 企画会議

企画会議に参加し、次の雑誌の企画やコンテンツについてスタッフと意見を交わします。

12:00 昼食

13:00 企画の提案

外部ライターからもらった企画書を確認し、編集者のトップであるデスクに内容を伝えます。
ゴーサインが出た場合はさっそく計画をたて、却下になった場合はライターに企画書を返しやり直しを求めます。

14:00 記事執筆と撮影の依頼

朝の会議で自分が任されたページ数と内容を確認し、記事を書いてもらうフリーランスのライター、写真を撮ってもらうカメラマンにそれぞれ依頼をし、スケジュールを調整します。

15:00 雑務

雑誌にかけられる予算を確認し、ライターとカメラマンに払える報酬を確認します。
報酬だけでなく、移動費や宿泊費なども計算しなければなりません。

16:00 報酬の支払い

先月依頼したライターとカメラマンに報酬の支払いを行います。

17:00 企画を練る

今後の記事として面白そうな企画を考えます。
書店へ関連書籍を探しに行ったり、ほかの書籍をリサーチしたりすることもあります。

18:00 退社

仕事が立て込んでいない日は早めに退社します。

4.編集者の仕事の役割は?

編集者の仕事の役割はズバリ!「書籍や雑誌を作り多くの人に情報を届けること」です。

たとえライターや漫画家がどんなによい文章や漫画がかけたとしても、編集者がいなくては本として形にすることはできません。

また、編集者は「プロとしての目線」と「一般人としての目線」の2つを兼ね備えていなくてはなりません。

本づくりのプロとしての厳しい目線を持ちながら、「どうすれば一般人に受け入れられやすいか」「多くの人が読みやすく手に取りやすいか」を考えなくてはならない重要な仕事なのです。

ただし、現在はWeb上で簡単に編集ができるソフトが増え、SNS等を使って個人でも多くの情報を発信・発表できることから、編集者の価値が見直されてきています。

5.編集者はどういう人が向いてるの?

編集者に向いている人はズバリ!「人と違う観点で考えられる人、時間を守って行動できる人」です!

①人と違う観点で考えられる人

編集者に向いている人は、一つの見方ではなくさまざまな方向から物事を見て切り口を考えられる人です。

このような見方ができるようになるためには、人とは違う視点で物事を考える癖をつけておくとよいです。

日頃から本や雑誌・テレビやインターネットなどで見聞を広げて、街を歩いたときには自分が編集者になったつもりになって、「この店を記事にするならば、どんなタイトルがいいだろう」と無意識のうちに考えてみることです。

編集者になるために専門的な知識は必要ありませんが、物の見方や感性が新しい雑誌を生みますから、新しい考え方や切り口を見つけられる人が編集者に向いているといえます。

②時間を守って行動できる人

書籍や雑誌作りは、常に時間との闘いです。
締切に間に合わせるためには、計画的に仕事を進め、あらゆる仕事の時間を守らなくてはなりません。

ひとつの仕事に遅れが生じると、それに関わる全てのスタッフに迷惑が掛かりますし、最悪発売に遅れを生じさせてしまうことにもなります。

編集者を目指す人は日頃から常に時間を守り、何事にもまず時間や計画を意識しながら行うことが大切です。

上記の項目をしっかりと理解すれば、就活が少しでもうまくいくはずです。

深呼吸を行い、リラックスした状態で面接を受けましょう。