社会福祉士の選考を受ける人はこれを見よう!

・「社会福祉士ってそもそも何?」
・「年収はいくらくらいなの?」
・「どんな仕事をしているの?」
・「どういう人が向いているのかな?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.社会福祉士ってそもそも何?
2.年収はいくらくらい?
3.どんな仕事をしているの?
4.社会福祉士はどういう人が向いてるの?

1.社会福祉士ってそもそも何?

社会福祉士とは、「身体的・精神的・経済的なハンディキャップのある人から相談を受け、日常生活がスムーズに営めるように支援を行ったり、困っていることを解決できるように支えたりする職業」です!

また、他分野の専門職などと連携して包括的に支援を進めたり、社会資源などを開発したりする役割も求められます。地域を基盤として、さまざまな場所で活躍しています。

1987年の「社会福祉士及び介護福祉士法」制定と同時に誕生し、少子高齢社会がすすみ、さまざまな福祉的課題が注目される現在、社会福祉士への期待はますます高まってきています。

2.年収はいくらくらい?

社会福祉士の平均年収はズバリ!「おおよそ319万円」です!

正社員の給料分布はボリュームが多いのは302〜336万円の水準で、平均年収の319万円もこのゾーンに含まれています。

全体の給与幅としては202〜470万円と比較的狭いため、勤務先や経験・求められるスキルによる差は少ないと見受けられます。

地域別で比較すると最も平均年収が高い地方は関東で、その中でも神奈川県が350万円と高い水準になっています。 一方、最も給与水準の低い都道府県は259万円の沖縄県で、神奈川県との差は91万円にのぼります。

3.どんな仕事をしているの?

社会福祉士の仕事内容は主に「相談業務、関係機関との連絡・調整、管理業務」の3つです。

それぞれについて説明していきます。

①相談業務

社会福祉士の仕事内容の中で、特に重要なのが相談業務です。社会的支援を必要としている人やその家族の相談にのり、どのような支援や福祉サービスが受けられるか考え、提案を行います。

社会福祉士が携わる相談は、「高齢者介護」、「児童福祉」、「生活困窮者」など、福祉分野の全てが対象です。

相談者が抱えている問題に対して真摯に向き合い、相談者一人ひとりに寄り添うことが求められます。時には、本人と家族の方向性が違うこともあるので、そのような場合にはうまく調整するのも社会福祉士の役割です。

②関係機関との連絡・調整

関係機関との連絡や調整も、社会福祉士の仕事です。

対象者が適切な福祉サービスを受けられるよう、行政機関や関係事業所などと必要な情報を共有し、調整を行います。

またサービス利用者の状況に変化があった場合は、新しいサービス計画の調整を行います。

③管理業務

社会福祉士の仕事には、福祉サービス対象者のサービス管理も含まれます。

福祉サービスを提供する施設や設備、福祉に関連した法律への対応なども、社会福祉士の役割です。

4.社会福祉士はどういう人が向いてるの?

社会福祉士に向いている人はズバリ!「人と接することが得意な人、相手の話をしっかり聞ける・理解できる人、ニーズを読み取ることのできる人、信頼関係を構築できる人」です!

それぞれについて説明していきます。

①人と接することが得意な人

社会福祉士という仕事は、多くの人と関わる仕事です。

高齢者や障害を持った方などはもちろんですが、その方たちをつなぐ橋渡し的な存在でもあるために、行政の各方面の関係者とも一緒に仕事をします。

そのため、普段から人に接することが得意である、苦ではない、というような方が向いているといえるでしょう。

②相手の話をしっかり聞ける・理解できる人

社会福祉士は相談業務が中心ですので、人の話を聞くことが得意、好きな方もこの仕事をおすすめできます。

人の話を最後まで聞くことは簡単そうで難しく、自分の話をしたがったりしてしまいがちですが、相談業務で問題解決をするためには、相手の状況を正確に把握し、複雑な気持ちを理解することが必要です。

相手と真剣に向き合いながら、話を聞く姿勢ができる人は社会福祉士になる素質があるでしょう。

③ニーズを読み取ることのできる人

社会福祉士として仕事をする上で欠かせないのは、相手のニーズを読み取る能力です。相手と会話をしながら、この人はどんなことを求めているのか、何をしたいのかなど、会話の中から相手のニーズを読むことが重要です。

相談内容に応じて、的確に判断し、その人に合ったサポートや情報の提供ができるように、多くの情報や引き出しを持っていることが社会福祉士には求められてきます。

また、支援をする方はもちろん、その家族や他の専門職など多くの人たちと関わりながら仕事をしていくので、自分のことだけでなく、人の気持ちを理解できる方こそ社会福祉士にふさわしいといえます。

④信頼関係を構築できる人

社会福祉士が、高齢者や障害者、子どもなど、問題を抱えている人たちのニーズに応え、その人に合った支援や援助、相談を行うためには、相談者に信頼されることが何よりも重要です。

常に相手の立場に立って考えて、相手の要望を丁寧に聞くことで、信頼関係が生まれてきます。
自分の意見や考え方を押し付けるのではなく、どんなことを望んでいるのか把握するようにしましょう。

上記の項目をしっかりと理解すれば、就活が少しでもうまくいくはずです。

深呼吸を行い、リラックスした状態で面接を受けましょう。