経営企画の選考を受ける人はこれを見よう!

・経営企画って何なの?
・経営企画の魅力は何なの?
・志望動機は何を書くべき?
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.経営企画って何なの?
2.仕事内容
3.経営企画の1日のスケジュール
4.経営企画の魅力は何なの?
5.志望動機は何を書くべき?

1.経営企画って何なの?

経営企画は「会社経営のかじ取り役」の仕事です!

会社が小さい場合は、社長自らが経営企画に携わることが多いですが、会社の規模が大きくなると組織としての経営企画の機能が必要となってきます。

そこで求められるのは、経営企画の存在で、市場のニーズ動向分析や競合他社調査などを元に、中長期的な経営企画の立案を行なったり、経営者のパートナーとして経営業務をサポートする業務を手掛けます。

2.仕事内容

経営企画の仕事内容は主に「5つ」あります。それは、「経営管理、取締役会など経営会議の運営、適正に業務を進める為の内部統制、事業企画立案・実行、事務作業の時間も多い」ことです!

(1) 経営管理

中長期計画や経営計画などの立案・管理を行います。

例えば経営計画は、各事業部門の利益計画や予算などをまとめて、企業にとってベストなものになるよう全社的視点で調整し、立案します。

計画開始後は、進捗状況を確認し、適宜数値目標を見直したり、施策を講じたりするなどしながら進めていきます。

(2) 取締役会など経営会議の運営

経営会議は、取締役などが経営陣が集まり、事業や経営について話し合うことです。

この重要な会議で必要な資料を準備したり、会議の議事録を作成するのも経営企画の仕事です。

会議で状況説明のプレゼンを行なったり、会議そのものの進行役を担当します。

(3) 適正に業務を進める為の内部統制

各種法令に基づいた正しい企業経営を行う為に、社内ルールや内部統制手順を策定します。

そして、手順に従った内部統制が実施されるよう、適宜、内部統制状況の調査、関係部署へのアドバイス、指導を行います。

(4) 事業企画立案・実行

具体的に、「新規事業の立ち上げ、業務・事業連携、M&Aの推進」の3つを行います。

それぞれについて説明していきます。

新規事業の立ち上げ

新規事業の立ち上げの際は、市場調査からテストマーケティング、ブランディング、物流網の構築、関係部署の組織化など多様な業務を手掛けます。

業務・事業連携

業務・事業提携において、様々な企業が協力可能な条件を探り出すのが仕事となります。

他社トップレベルとの交渉を担当することも考えられます。

M&Aの推進

M&Aに取り組む場合は、買収対象企業の収益性や買収した際に想定されるリスクなどを総合的に調査し、その企業価値を査定します。

次に、買収条件の調整などの買収交渉、買収後の組織の統合、新たに加わった商品・サービス・技術・ビジネスを円滑に取り込み、企業経営に貢献させるなど、企業にとってリスクもリターンも大きい仕事に長期間関わります。

その他、特に上場企業の場合は、株主への対応や株主総会の運営、自社への投資を促す活動なども経営企画の仕事になります。

(5) 事務作業の時間も多い

経営企画は経営陣をサポートして、企業に更なる発展に導き、企業の花形というイメージがあります。

しかし、案外地味な事務作業が非常に多いそうです。日々、データの集計や会議用資料作成に追われているスタッフも少なくありません。

3.経営企画の1日のスケジュール

具体的な業務内容は、個々の企業によっても異なりますが、ここでは、一般的によく見られる経営企画部員の1日を紹介します。

8:15 出社

出社し、先ずメール確認と対応をします。

同じ部署のメンバーや自らの今日のスケジュールも確認します。

9:00 経営会議の準備

事前に用意した会議資料を再確認します。

9:30 経営会議出席・議事録作成

発言の要点、議論の流れを押さえながら議事録を作成します。

経営会議では、経営陣を前にプレゼンを担当することもあります。

12:00 昼休み

忙しい時はデスクで書類を見ながら昼休みをすることもあります。

13:00 会議資料作成

会議用の資料作成も仕事の一つです。

論点が明確で理解しやすい資料を意識して作ります。

14:00 打ち合わせ

関係者やプロジェクトメンバーと、関わっている事業企画やプロジェクトについて、打ち合わせをします。

16:00 情報収集・データ集計

市場全体や競合他社の動向について情報収集をします。

また、事業の進捗状況などを把握する資料の一つにする為に、自社の事業部門から届くデータを集計します。

18:00 部内ミーティング

各自が担当している案件の進捗具合を報告し、情報を共有します。

19:00 退社

明日の業務予定などを確認し、退社します。

4.経営企画の魅力は何なの?

経営企画の魅力について「3つ」紹介します。

①責任もやりがいも大きい経営判断のサポート業務

取扱商品・サービスの需給バランスや競合他社の動向など事業を取り巻く状況は、常に変化するもの。報告内容次第で、計画見直しなど、大きな経営判断が下されます。

自分の仕事が経営に大きな影響を与える為、強いプレッシャーを感じると言います。
その一方、出席した経営会議で、自らの報告が重要な判断材料になった時には、仕事の重圧が大きなやりがいに変化するようです。

②部門横断型プロジェクトならではの喜び

部門間をまたいだ大型プロジェクトは、異なる部門の意見を集約してプロジェクトに反映させる難しさがあります。

経営企画スタッフは、それを円滑に行えるよう、日頃から様々な部門の社員とコミュニケーションを深め、部門ごとの考えや状況を頭に入れるようにしています。

すると、結果的に、社内に幅広いネットワークを築いたり、多角的な視点で経営課題を見つめたり出来るようになるといいます。思わぬメリットを手に出来ます。

そして何と言っても、苦労してまとめたプロジェクトについて、プロジェクト参加者から評価の声をもらうと、強い喜びとやりがいを感じるようです。

③重責に合った給与

経営企画は企業経営をダイレクトにサポートする職種なので責任は重く、任される業務の範囲が広いだけに重労働になりがちです。

企業や担当している案件に次第で残業が多くなりますが、裏を返せば、企業経営の意思決定の瞬間に立ち会い、経営のダイナミズムを体感する機会に恵まれています。

経営計画や事業計画の立案、管理など自らの考えに沿って、企業を動かすという経営者の立場も疑似体験出来ます。

これらのことを経営企画の醍醐味とする人は少なくありません。

更に、責任の重さに釣り合って、高収入の傾向にあるようです。

5.志望動機は何を書くべき?

志望動機の書き方について紹介します。

①なぜ経営企画を志望するのか

経営企画を志すであれば、なぜ経営企画なのかを明記したり、経営企画でなければいけない理由を明記すると良いです。また、他の職種ではできない、経営企画でしかできないことも書きましょう。

②経営企画で特にしたいこと

経営企画を志望し、その理由を伝えたら、今度は特にしたいことを明記しましょう。経営企画でも業種によって業務が大きく異なります。経営企画の中でもなぜその企業か、その企業でなければならない理由を伝えることが大切です。

上記の事項を知る事で、自信を持って就活ができることでしょう。
是非、参考にしてみてください。

笑顔を忘れずに、面接に励み、内定を勝ち取りましょう。