言語聴覚士の選考を受ける人はこれを見よう!

・「言語聴覚士ってそもそも何?」
・「年収はいくらくらいなの?」
・「どういう人が向いているのかな?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.言語聴覚士ってそもそも何?
2.年収はいくらくらい?
3.どういう人が向いてるの?
4.言語聴覚士はどうすればなれるの?

1.言語聴覚士ってそもそも何?

言語聴覚士とは、「病気や加齢、生まれつきの障害などによって、会話や発声、食事などがうまくできない人に対し、必要な指導、アドバイス、訓練を行う専門職」です!

高齢化が問題となっている昨今、脳疾患や心臓疾患によって引き起こされる失語症や、嚥下(えんげ)障害などの患者が増えているため、こうした患者に対して、言語聴覚士が、医師や看護師、作業療法士、理学療法士などと連携し、問題の改善のために支援を行うことが求められています。

ここで、理学療法士、作業療法士との仕事内容の違いを説明します。どちらも患者さんのリハビリテーションのサポートを行う点においては共通していますが、サポート内容がそれぞれで異なります。

理学療法士とは、「歩く、食べる、座るなどの日常生活で基本となる身体機能のリハビリテーションを行う職業」です!

病気やケガで障害を抱えている人に対して、運動療法や物理療法、歩行訓練や筋力訓練などを施します。

一方、作業療法士とは、「理学療法で回復した患者さんを対象とし、社会復帰のための応用動作の回復を目的とする職業」です!

理学療法士は身体機能のリハビリテーションが主ですが、作業療法士は心のリハビリテーションもあわせて行います。

2.年収はいくらくらい?

年収はズバリ!「おおよそ400万」です!

しかしこれはあくまでも平均年収であり、実際に勤務した先や働く地域によって年収は大きく異なります。

また、言語聴覚士は病院などの医療の領域だけでなく、福祉や教育などの領域で働いている方がいます。
そのため、勤務先は総合病院や大学病院だけでなく、リハビリテーションセンターや老人保健施設、学校教育現場など多岐に渡ります。
このように言語聴覚士の勤務先は以前よりも増えているので、自分に合った雇用形態や待遇をきっちりと見極めことができます。

3.どういう人が向いてるの?

言語聴覚士に向いている人はズバリ!「相手の立場を理解できる人、資格を取ってからも勉強し続けられる人、他職種とのコミュニケーションが取れる人」です!

言語聴覚士は、口腔機能や言語の障害を抱えている人に対して、どのような支援が必要なのか、その人の立場で考えなければならないため、相手の立場を理解することが大切です。

また、言語聴覚士の基礎となる「生命科学」や「脳科学」の分野は、毎日のように新しい研究が進められているため、資格を取ってからも勉強し続けることが必要になってきます。

さらに、言語聴覚士は、患者さんをとりまいている専門職との連携した支援が求められており、医療機関では、医師や看護師、理学療法士や作業療法士など、ほかの医療専門職とチームを組んでケアを行うため、他職種とのコミュニケーションが取れる能力を求められます。

4.言語聴覚士はどうすればなれるの?

言語聴覚士になるために必要なことはズバリ!「国家試験を受験し、資格を取得すること」です!

国家試験の受験資格を得るための条件を2パターンに分けて説明します!

ひとつは高等学校を卒業した後に文部科学大臣が指定する学校や都道府県知事が指定した養成所に3年以上通い、卒業するパターンです。
もうひとつは一般の4年制大学を卒業した後に指定された2年制の大学や専修学校を卒業するパターンです。

ほかにも「言語聴覚士についての一定基準の科目を履修している者に関しては1年制の養成所に通うこと」という条件もありますが、一般的なのは先ほど紹介した2パターンになっています。

上記の項目をしっかりと理解すれば、就活が少しでもうまくいくはずです。

深呼吸を行い、リラックスした状態で面接を受けましょう。