公認会計士に興味がある人はこれを見よう!

・「公認会計士って何なの?」
・「どうやって目指すの?」
・「どんな人が向いているの?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.公認会計士について
2.公認会計士の仕事内容
3.公認会計士の目指し方
4.公認会計士に向いている人

1.公認会計士について

公認会計士は「企業の監査・会計を専門分野とする国家資格を持つ職種」です!

企業経営者が株主に経営状況を報告する資料(財務諸表)の信頼性を確保する為の公正な専門家として誕生し、今では資本主義の経済活動に必要不可欠な存在として幅広い業務範囲を遂行しています。

2.公認会計士の仕事内容

公認会計士の仕事内容は「監査業務、税務・会計業務、コンサルティング業務」の3つです!

➀監査業務

公認会計士の仕事の中には、公認会計士のみ行える独占業務があり、具体的に言うと、監査業務と呼ばれる業務が独占業務に当たります。

監査業務は、公認会計士法の文言では「財務書類その他の財務に関する情報の信頼性を確保する」と表現されている部分で、財務書類に書かれていることが正しいか確認することだけでなく、適正に行われたことを証明する業務も含まれます。

監査業務は、法律の定めによって行われる法定監査、依頼者の求めによって行われる任意監査の2種類がありますが、公認会計士以外には、どんな難しい資格を持っている人でも行えない業務の為、公認会計士の基本的な業務でもあります。

➁税務・会計業務

公認会計士は企業会計のプロフェッショナルですが、資格を取得すると同時に税理士しての仕事も出来るようになり、公認会計士の独占業務と共に、税理士の独占業務も行う権利が得られるということです。

ですから、税理士としての登録し、税理士会に加入しておけば、お金に関する業務の殆どを公認会計士の業務として出来て税務に関しては、税理士がプロフェッショナルだろうという声もありますが、監査業務が分かる公認会計士が会計業務、税務書類の作成を行えば、監査で引っかかるようなことが無くなります。

公認会計士になれば、ビジネスにおいてお金に関する全てのことに関わることが出来て無駄も減らせることも出来るのです。

➂コンサルティング業務

公認会計士の仕事のうち、選ぶ人が増えている傾向にあるのがコンサルティング業務であり、クライアントのニーズや抱えている課題を、専門的な知識やスキルを用いて解決していく仕事です。

戦略を立案する能力、企業の特徴やニーズに合った提案を行う能力など、プラスアルファの力が必要になる業務ですから、向き不向きがあり、公認会計士の資格を持っているというだけでは難しい部分はあります。

しかし、公認会計士の専門知識を必要としている企業は多く、グローバル化が進む中、今後は益々と需要は増えていくと考えられるでしょう。

大手監査法人では専門部署が設けられていますが、中小の監査法人では一人で監査業務とコンサルティング業務の両方の経験を積むことも可能です。

3.公認会計士の目指し方

公認会計士の目指し方はズバリ!「公認会計士試験に合格すること」です!

公認会計士試験は基本的に誰でも受験可能ですが、会計学や企業法などに関する高度な内容なので、経済学系、経営学・商学系学部への進学が有利です。

会計の専門学校から目指す人はもちろん、大学と専門学校のダブルスクールで学ぶ人もいればら大学によっては、学内でダブルスクールを行うところもあります。

 試験は短答式と論文式があり、短答式試験は年2回(いずれかの試験に合格すれば論文式試験を受けられる)、論文式試験は年1回行われる。近年の公認会計士試験の合格率は約10%と非常に難関です。

 また、簿記を学んで基礎を修得してから公認会計士の勉強を始める人も多いようです。

4.公認会計士に向いている人

公認会計士に向いている人は「経営に興味がある人、正義感が強い人、健康管理とセルフコントロールが出来る人」です!

➀経営に興味がある人

公認会計士の主な仕事の「監査」では、企業が提出した財務諸表から財務状況を読み取り、その企業が赤字または黒字なのか、今年どんな経営をしてきたのか、その企業を取り巻く経済状況を検証します。

監査は担当企業を直接訪問して行う為、経営者の生の声を聞け、様々な企業のオフィスの雰囲気や事業内容を近くで見られます。

企業経営に興味がある人からすれば、日々の仕事を通じて沢山の刺激を得られるでしょう。

➁正義感が強い人

公認会計士の代表的な仕事である監査は、企業が作成した財務書類に誤りがないかを見極める仕事です。

公認会計士が監査を行っていたにも関わらず、後から企業の決算が間違えたことが発覚した場合、企業の信頼を大きく損なうだけでなく、社会における公認会計士の存在意義自体が問われます。

また、もしも粉飾決算があった場合は、株価や日本経済にも影響が出てくるので、投資家保護の観点からも決して見逃すことがないよう、正義感を持って仕事に取り組まなければいけません。

➂健康管理とセルフコントロールが出来る人

監査業務には期限があり、決算資料が出来てから情報開示日の間に業務が集中する為、監査期間は朝から夜まで働き詰めになることも珍しくなく、公認会計士には長時間集中して働ける体力も必要になります。

もし、繁忙期に体調を崩して休むようなことがあれば、チーム全体に迷惑をかけてしまうことにも繋がりかねず、日頃から体調管理に気を付けて、しっかりと自分をコントロール出来る人に向いている仕事です。

上記の事項を知る事で、自信を持って就活ができることでしょう。
是非、参考にしてみてください。

笑顔を忘れずに、面接に励み、内定を勝ち取りましょう。

出典

➀https://jp.stanby.com/contents/detail/koninkaikeishi

➁https://kaikeiplus.jp/topic/kaikeishi/556/

➂https://manabi.benesse.ne.jp/shokugaku/job/list/056/howto/index.html

➃https://careergarden.jp/kouninkaikeishi/tekisei/