気象予報士の選考を受ける人はこれを見よう!

・「気象予報士の仕事内容は?」
・「どういう人が向いているのかな?」
・「やりがいはなんだろう?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.気象予報士ってそもそも何?
2.気象予報士はどういう人が向いてるの?
3.気象予報士の魅力とは?

1.気象予報士ってそもそも何?

気象予報士とは、「天気や気温、降水確率などを予測して伝える専門家」です!

気象に関するさまざまなデータやその地域の地形、特性をもとに予測しています。

毎日、気象庁や衛星から送られてくる大量のデータを取りまとめ、そこから気象を推測して予想を立てるのがメインの仕事です。

また、お天気キャスターとしてテレビなどに出演している場合は、さらに原稿の作成とリハーサルを行ないます。

また、気象予報士は大きく分けて、以下の3種類に分類されます。

①気象庁に勤める公務員

公務員として働くためには、公務員試験合格か気象大学校入学が必須条件ですが、いずれも年齢制限が伴う狭き門となります。

②民間会社で働く気象予報士

民間会社といっても大部分が気象庁から許可を得た気象会社で、漁業や農業、建設業などの取引業種に気象情報を提供する仕事です。

③放送業界

テレビやラジオなどの放送局に就職してメディアに登場する分、知名度が最も高い業種です。世間では「お天気キャスター」などと呼ばれています。

しかし「放送業界に就職=お天気キャスター」というわけではなく、実際には他のキャスターが天気を伝えるということも少なくありません。

そういった場合は、他のキャスターが読み上げる原稿を作成するのも気象予報士の重要な仕事です。

2.気象予報士はどういう人が向いてるの?

気象予報士に向いている人はズバリ!「情報の分析が得意な人、強い責任感がある人、知的好奇心が旺盛な人」です!

それぞれについて説明していきます。

①情報の分析が得意な人

気象予報士の仕事の大半は膨大な気象データの解析です。気温・湿度・前線や気団の活動・雨雲の動きなどをリアルタイムでチェックし、より精度の高い気象情報を導き出します。

多くの気象データを読み解き、解析していかないといけないので、筋道を立てて考えることのできる能力が必要になるため、理数系の能力が問われる仕事です。

集中して情報を集めたり分析したりすることができ、なおかつそれが苦ではないタイプの人が気象予報士に向いているといえるでしょう。

②強い責任感がある人

どんな仕事にも当てはまることですが、責任感を持って仕事をすることは気象予報士の場合にはとくに重要です。

なぜなら、気象情報は生命に関わる場合もあるためです。

曖昧なデータを基に適当な予測を立てた結果、予想に反する豪雨によって、増水した河川に飲まれてしまう被害者が出てしまうといったことが起こってしまうかもしれません。

常に「この情報が誰かの暮らしや命に大きな影響を及ぼすのだ」ということを意識しながら仕事をする姿勢が欠かせません。

③知的好奇心が旺盛な人

気象予報士の仕事は、常に新しい知識を仕入れていかなければいけません。

気象予報は過去の統計データや経験則をもとに未来を予測する仕事ではありますが、時代の流れとともに地球環境も変化するため、新しい事象に遭遇することも数多くあります。

今起きている事象を見ながら、「どうしてこのような天気になったのだろう?」と考え抜き、小さなことにも疑問を持ってコツコツと調べる努力が求められます。

知的好奇心が旺盛で、学び続ける意欲がある人にこそふさわしい職業です。

3.気象予報士の魅力とは?

気象予報士の魅力は主に2つあります。
それぞれについて説明していきます。

①不確定なことを予想する楽しさ

気象予報士は膨大な気象データ、過去の統計をもとに未来の気象を予想します。

最近ではコンピューター解析を用いた精度の高い気象予報が可能にはなっていますが、確定的な気象情報というものは存在しません。

できるだけ予想の精度を高めるためには、データを細かく分析する粘り強さと経験だけが頼りです。

そうして導かれた予想が実際に当たったときの喜びは大きいです。

また、気象は気温や湿度、前線の動きなどのデータの通りには必ずしも展開せず、ほんの少しの変化で大きく結果が変わります。

そういった意味では、日々異なる事象と対峙することができ、飽きが来ないという点も魅力の一つです。

②人々の暮らしを支える喜び

気象予報士が発信している天気予報は、人々の暮らしを豊かにするための大切なエッセンスとなっています。

たとえば、日曜日の朝に「降水確率0%、暖かな一日になるでしょう」という天気予報が出たら、子どもたちは安心して公園に遊びに行くことができますし、家族で動物園や遊園地に出かけようとする人たちも増えます。

「来週はまとまった雨が降るでしょう」という天気予報が出ていたら、主婦は晴れているうちに洗濯物をまとめて洗ってしまうことができますし、農家は雨が降る前に農作物を収穫することができます。

天気というのは、常に人間の暮らしと密接に結びついているものです。

気象予報士の仕事は、天気予報を通して人々にほんのちょっと先の未来を教えることで、たくさんの安心や喜びをお届けしているのです。

気象予報士は、他の職業とは一味違う誇りとやりがいを感じられる職業といっても過言ではありません。

上記の項目をしっかりと理解すれば、就活が少しでもうまくいくはずです。

深呼吸を行い、リラックスした状態で面接を受けましょう。

出典:

①https://docoic.com/30610#3

②https://careergarden.jp/kishouyohoushi/tekisei/

③https://careergarden.jp/kishouyohoushi/tekisei/