研究職の選考を受ける人はこれを見よう!

・「研究職ってそもそも何?」
・「どういう人が向いているのかな?」
・「やりがいはなんだろう?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.研究職ってそもそも何?
2.研究職はどういう人が向いてるの?
3.研究職のやりがいとは?

1.研究職ってそもそも何?

研究職には主に、「基礎研究と応用研究」の2種類があります。
それぞれについて説明していきます。

①基礎研究

基礎研究とは、特別な応用・用途を直接的に考慮することなく仮説や理論を形成、または新しい知識を得るために行われる理論的または実験的な研究です。

分かりやすく言うと、利益に直接的に結びつくものではなく、学術的知識を基にして技術や理論を発見する活動を指し、5〜10年先の実用化を見据えた先進的な技術開発に取り組むことで、新たなビジネスの種を生み出すことが目的となります。

研究結果の活かし方や使い道を特に特定せず、未知の物質や未開拓の原理を発見・解明するために研究をしていくのが「基礎研究」と呼ばれ、主に大学やその他の研究機関で行われている場合が多いです。
 
②応用研究

応用研究は、基礎研究によって発見された知識を利用して、特定の目標を定めて実用化の可能性を確かめる研究や、既に実用化されている方法に関して新たな応用方法を探索する研究のことを指します。

つまり基礎研究成果の活用や既存製品の品質・性能の向上を目指すための研究が中心となり、具体的な製品・サービスを世の中に送り出すことが使命となります。

基礎研究で発見した物質や原理などの知見を、実際の製品開発に活かすためにはどのように改良する必要があるのかをさらに追究することを指します。

市場のニーズに合った製品やサービスを生み出すために、基礎研究をどう応用したらいいのかを研究します。

2.研究職はどういう人が向いてるの?

研究職に向いている人はズバリ!「探究心が強い人、失敗しても前向きに捉えられる人」です!

それぞれについて説明していきます。

①探究心が強い人

研究職に向いている人の特徴として、探究心が強いことが挙げられます。

自分の知らないことや、わからないことを突き詰めて調べることを得意とする人が研究職に向いています。

研究職には、1つの物事に対し、好奇心を持って「なぜ~なのか?」「~するためにはどうしたらよいのか?」と常に答えを探し求める資質が必要です。

そのため、物事に飽きっぽく、すぐに目移りしてしまう人には向いていない職種といえます。

この職種は答えを導き出すまで根気強く取り組むことで、成果が出た際の喜びとやりがいが得ることができます。

自らの仕事に使命感を持ち、物事を究めたいという熱意のある人が研究職に向いています。

②失敗しても前向きに捉えられる人

研究職では、成果を出すまでに長い月日を必要とします。1つの物事に対してじっくりと取り組まなければなりません。

この職種では、その成果が出るまでの過程の中で失敗を繰り返しながら一進一退を繰り返すのです。多少の失敗で、嫌になって物事を放り出したりすることは許されません。

研究職には、失敗を糧にしてさらに前進しようと思える精神力が必要であるため、何度失敗しても不屈の精神で何が何でもやり遂げようとする強い意志と、いつかゴールに辿り着けるという心のポジティブさが求められます。

そのため、研究職には、答えを出すまでの過程で、失敗しても前向きに捉えることのできる人物が適しているといえます。

3.研究職のやりがいとは?

研究職の仕事のやりがいはズバリ!「自らの研究成果によって製品を生み出し、それが社会の人々の生活を豊かにすることを目の当たりに出来る点」です!

また先進的な技術や画期的な製品を生み出した結果、時には企業のビジネスそのものを左右するような大きな仕事に関われる点にあります。

研究期間が短期間化している中でも研究成果が製品・サービスに結実して世に出るまでには数年単位の時間がかかり、粘り強く研究を続けていく根気強さが不可欠です。

加えてゼロからイチを生み出すひらめき、常に最新の情報を学び続けられる継続学習力・吸収力を持った人には、お勧めの仕事といえます。

上記の項目をしっかりと理解すれば、就活が少しでもうまくいくはずです。

深呼吸を行い、リラックスした状態で面接を受けましょう。

出典:

①https://scienceshift.jp/research-positions/

②https://www.google.co.jp/amp/s/shukatsu-mirai.com/archives/31985/amp

③https://scienceshift.jp/research-positions/