管理栄養士に興味がある人はこれを見よう!

・「管理栄養士って何なの?」
・「どんな魅力があるの?」
・「どうやって目指すの?」
・「どんな人が向いているの?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.管理栄養士について
2.管理栄養士の仕事内容
3.管理栄養士の魅力
4.管理栄養士の目指し方
5.向いている人

1.管理栄養士について

管理栄養士は「より専門的な栄養学の知識を持ち、個々の体質・病気に応じた栄養指導を行う仕事」です!

栄養士は調理の現場で働くことも多いですが、管理栄養士は栄養を「管理する」ということに重点を置き、より専門的な仕事をすることになり、ある一定規模以上の施設においては、管理栄養士を置くことが義務付けられている為、栄養士よりも大きな施設で働くケースが多くなります。

2.管理栄養士の仕事内容

管理栄養士の仕事内容は「病院での栄養指導、集団給食の献立作り、健康作りのアドバイス、食育、特定分野に特化した指導、食に関する商品開発」の6つです!

➀病院での栄養指導

管理栄養士の基本の仕事は、一人ひとりに合わせた食事・栄養の指導をして行きます。

病院では、医師や看護師、薬剤師等とチームを組んで各人の症状に合わせ、必要な栄養を取る為の献立を作ります。

➁集団給食の献立作り

主に小中学校や夜間の定時制高校で、成長期に必要な栄養素を計算して献立を作ります。

また、幅広い年齢層の人が働く企業の社員食堂・大学の食堂・学生寮など、それぞれの場所に合わせた献立を考えたり、ここ数年増加している食物アレルギーに対する献立作りをすることもあります。

➂健康作りのアドバイス

地域の住民や介護が必要な人などに対して、各人に合わせた栄養相談やセミナーを開催したり、料理教室の講師をしたりするなど、健康作りに大切な食事の指導を行います。

最近では、発展途上国での食に関する啓蒙活動・栄養指導、また、プロのスポーツアスリートの専属管理栄養士となって海外に渡るなど、活躍の場は広がっています。

➃食育

子育て中の母親に離乳食や幼児食について指導したり、保育園や小学校などで食材や料理に対して関心を高めて正しい食生活が送れる為に分かりやすく説明したり、またそのような食育を体験する機会の提案を行います。

➄特定分野に特化した指導

アスリート・ダイエット中の人・生活習慣病患者・がん患者など、その分野に必要な栄養のアドバイスをします。

➅食に関する商品開発

食品会社・研究機関で、調査や実験を重ねて新しい食品の研究・商品開発の為の基礎作りを行います。

3.管理栄養士の魅力

管理栄養士の魅力は「活躍出来る分野が広がる、食・栄養に詳しくなれる」の2つです!

➀活躍出来る分野が広がる

管理栄養士は、人が生活する様々な場所で活躍することが出来て、同じ管理栄養士の資格を持っていても、ある人は「病気の方の食事面のサポートをしたい」と考えれば、別の人は「子どもの食育に深く関わりたい」と考えることもあります。

この仕事では、子供〜お年寄りまで幅広い世代の人に食を通じて貢献できるのが魅力といえ、実際、管理栄養士の就職先は病院・高齢者施設・保育園・料理教室・管理栄養士の専門学校・食品メーカーなど多岐に渡ります。

より安定した働き方を求めて、保健所や保健センターなどに勤務する公務員の管理栄養士を目指していく人もおり、また、就職以外にフリーランスとして料理雑誌のコラムを書いたり、アスリートの栄養サポートに携わるなど、幅広く活躍することも可能です。

食に関する民間資格は沢山ありますが、その中でも管理栄養士は国家資格である為、社会的な信頼度も高く、有資格者として給料や待遇面でも優遇されることがあります。

➁食・栄養に詳しくなれる

管理栄養士は、資格取得の為の勉強を続ける過程や、日々の仕事を通じて、食や栄養の専門的な知識を沢山身につけて、そうした知識は、仕事で役立たせることはもちろん、自分自身や家族の食生活を豊かにすることに繋がります。

人間が元気に生きる上で不可欠な食・栄養の詳しい知識を持てることは、栄養の専門家である管理栄養士ならではの強みと言えます。

管理栄養士になる人は、元々食が大好きな人も多いですが、その知識が更に深まることで、これまで以上に食事を楽しむことが出来るでしょう。

4.管理栄養士の目指し方

管理栄養士の目指し方は、先ず栄養士免許を取得して、その後、管理栄養士国家試験に合格する必要があります。

栄養士の免許を取得する為には、高校卒業後に国が指定した「栄養士養成施設」或いは「管理栄養士養成施設」で学び、卒業する必要があります。

どのような種類の学校で学ぶことにより、その後、管理栄養士になるまでの年数や実務経験の必要の有無などが変化します。

5.向いている人

管理栄養士に向いている人は「相手の気持ちを考えられる人、自己管理が出来て健康的である人、人の役に立つことが好きな人」です!

➀相手の気持ちを考えられる人

管理栄養士は、栄養指導などの仕事を通じて、小さな子供〜お年寄りまで幅広い世代の人と接する為、人と接するのが好きな人であれば、日々楽しみながら仕事が出来ます。

しかし、相手は一人ひとり健康状態も違えば生活習慣も異なる為、ただ一方的に自分の知識を話すだけでは、相手は頭では理解出来ても、その通りに実践出来ないことも多々あります。

相手の生活状況に合わせ、相手と同じ目線になって話をすることが大切です。

➁自己管理が出来て健康的である人

管理栄養士は、自分自身が健康的である必要もあります。

例えば、管理栄養士自身が余りに痩せていたり顔色が悪かったりすれば、相手は「この人に相談して大丈夫だろうか…」と思ってしまうでしょう。

また、「メタボ」といえるほど太り過ぎていれば、「あなたに注意されたくない!」と言われてしまうこともあるでしょう。

管理栄養士は、常に自分の食事内容・生活習慣にも気を配る必要がある為、自己管理がきちんと出来る人に向いています。

➂人の役に立つことが好きな人

管理栄養士は、栄養面から人々の健康な暮らしをサポートしていく役割を担います。

元気な人だけではなく、時に病気の人や高齢で思うように食事が取れない人などにも接する為、「沢山の人の役に立ちたい」「困っている人を助けたい」といった気持ちを持てる人に向いている仕事です。

自分の頑張りで誰かが笑顔になってくれると嬉しく感じるタイプの人は、管理栄養士の適性があると言えます。

上記の事項を知る事で、自信を持って就活ができることでしょう。
是非、参考にしてみてください。

笑顔を忘れずに、面接に励み、内定を勝ち取りましょう。