貿易事務(海外事務)の選考を受ける人はこれを見よう!(保存版)

・「貿易事務(海外事務)って何?」
・「貿易事務(海外事務)のメリット・やりがいは?」
・「志望動機は何を書くべき?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.貿易事務(海外事務)って何?
2.貿易事務(海外事務)のメリット・やりがいは?
3.志望動機は何を書くべき?

1.貿易事務(海外事務)って何?

貿易事務(海外事務)について「3つ」紹介します。

①主な概要
貿易事務(海外事務)は、営業部門と連携しながら、円滑な輸出入業務が行えるように手助けをします。この部分を抱える業種は、商社(総合・専門)です。また、メーカーや船舶・航空会社なども自社内に海外担当部署を設けている事が少なくありません。
主な仕事内容は、通関業務や関税の申告を行うだけでなく、船便・航空便の手配や国内運送や保管までも管理します。また、それに伴う支払いや代金回収も担当し、クレームまでも手掛けます。
頻繁に海外のやりとりが行われる為に、自社の海外拠点の連絡はもちろん、現地の代理店や運送業者、取引先などと、タイミングよく意思疎通を図らなければなりません。

②1日のスケジュール
貿易事務(海外事務)の大まかなスケジュールは以下の通りです。
8:50 出社

9:00 始業
→海外とは時差がある為、メールやFAXが溜まっていることが多々あります。その為、午前中の仕事は海外とのやりとりが中心です。

12:00 昼休み
→自分で作ったお弁当やコンビニで買った食べ物、会社によっては食堂もあります。

13:00 休憩終了
午後の仕事は国内向け中心です。お客様からの注文・問い合わせへの対応、港に到着した商品の確認などを行います。

15:00 社内業務
郵便物の発送・仕分け、書類のファイリング、伝票処理など、一般的な事務職が行う仕事は午後の遅い時間に開始します。

17:00 退社

③貿易事務(海外事務)に求める資格・スキル
貿易事務(海外事務)は英会話が基本です。相手先の言語において、ビジネスレベルの語学力が要求されます。近年は中国、韓国、東南アジア、中東市場への注目が高まっており、中国語や韓国語などのアジア系言語、アラビア語が使える人材も求められています。入社前に英検やTOEICを取得した方が有利です。
また、海外の商法、関税も必要不可欠です。入社後は通関士の資格取得を目指しましょう。更に、為替計算などの数字の処理も多く、通関関係を中心に書類への記入も多く、正確にこなす能力が必要です。

2.貿易事務(海外事務)のメリット・やりがいは?

貿易事務(海外事務)のメリット・やりがいを「3つ」紹介します。

①英語力が仕事で活かせる・伸ばせる
貿易事務(海外事務)の最大のメリット・やりがいは、英語を使う仕事が多くあることです。英語での作成が必須になる貿易書類が多い他に、海外の取引先とのコミュニケーションが一般的です。英語力を活かした仕事をするには狙い目の職種と言っても過言ではありません。
また、貿易事務で培った英語力は、外資系企業、IT企業など、様々な分野へのキャリアチェンジに役立つ可能性もあります。

②臨機応変な対応の積み重ねでコミュニケーション能力が向上する
貿易事務(海外事務)の仕事は、大変多くの人達とやり取りが必要になります。国内・海外の取引先に受発注に関する連絡はもちろん、貨物に保険をかける為に保険会社とのやり取りが発生する場合がありますし、代金の受取りに関しては銀行が介在する場合が多々あります。
このように多くの人が関わる仕事をする上で必要になるのは、コミュニケーション能力です。仕事上必ず求められるスキルなので、貿易事務(海外事務)の業務をこなす内に自然とコミュニケーション能力が向上します。

③専門知識が身に付けられるのでキャリアプランが立てやすい
貿易事務(海外事務)は専門的な知識と経験が求められる仕事です。貿易事務(海外事務)の仕事をスムーズにこなすには、貿易書類の書き方や確認方法のほか、輸出・輸入にかかわる商品とお金の流れ、法律に関する知識も習得しなければなりません。その為、貿易事務(海外事務)の採用では、経験者が優遇される場合が多いです。
裏を返せば、一度、貿易事務(海外事務)としての経験を積み、スキルを身に付けておけば、同じ業界でのキャリアアップや転職が容易になるということです。もし、出産・育児で長期間休暇をとることがあったとしても、仕事復帰をしやすい環境とも言えるでしょう。

3.志望動機は何を書くべき?

志望動機の書き方について「3つ」紹介します。

①貿易事務(海外事務)を目指す理由を明確に説明することは言うまでもありません。その他、会社の特徴である人材教育に触れ、業界・企業研究もアピールしましょう。

②海外留学や海外インターンシップなどの海外経験も志望動機の一つになるでしょう。この理由をきちんと説明出来れば、入社意欲を貿易事務(海外事務)に役立つスキルがあることもアピールすれば、入社後に活躍が期待出来る学生と好印象が与えられるでしょう。

③貿易事務(海外事務)に役立つ経験やスキルがなくても、資格取得に向けて勉強中であることもアピール出来ます。更に入社後のビジョンも述べ、目標を明確に持っている為、今後も努力を続け成長する社員となるイメージを採用担当者に与えることが出来ます。

上記の事項を知る事で、自信を持って就活ができることでしょう。
是非、参考にしてみてください。

笑顔を忘れずに、面接に励み、内定を勝ち取りましょう。