ITコンサルタントを受ける人が必ず見ておくこと!(保存版)

・「ITコンサルタントってそもそも何?」
・「いろんな業界の中でも年収高いの?」
・「どういう人がやる職種なの?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.ITコンサルタントって何なの?
2.年収はいくらぐらいなの?
3.どういう人が働いてるの?
4.ITコンサルタントになりたい人はどうすれば良いのか!?

1.ITコンサルタントって何なの?

ITコンサルタントとは「企業の経営課題を解決することを目的とした仕事」です!

主に、対策の提案から課題解決のためのシステムの開発まで、ありとあらゆる分野の業務を行う職業です。

企業の経営戦略に基づくIT戦略策定、IT戦略に基づく各業務領域(CRM、SCM、ERP、HCM/HRM、FM等)ごとのIT企画の立案、などのコンサルティングサービスを提供しており、いわゆる上流工程に位置する業務を担当するのがITコンサルタントの役割です。

近年では従来のシステム導入関連のITコンサルはもちろんのこと、最新のIT・デジタル技術を取り入れたITコンサルも展開しており、最先端の技術を活かしたイノベーション支援や、企業のシステム構築に留まらずスポーツ領域でのIT活用など広範囲でのITコンサルティングサービスを提供しています。

2.年収はいくらぐらいなの?

平均年収はズバリ!「約650万円」です!

具体的には30代の平均年収は635万円、40代では820万円、生涯賃金は2億6358万円と、非常に平均年収が高額です。

ITコンサルタントは企業が抱える経営課題を解決するなど上流工程を手がけるので、平均年収は高くなる傾向があります。

*他の企業の平均年収はおおよそ500万円ほどです!

3.どういう人が働いてるの?

ITコンサルタントでは、「体力と人としての魅力がある人、強いプロ意識を持った人、プラス思考な人、勉強熱心な人」が働いています。

それぞれについて説明していきます。

①体力と人としての魅力がある人

まず、ITコンサルタントは体力がなければ務まりません。長時間の勤務が多いのはSEと同じですが、顧客にとって頼もしい存在でならないコンサルタントは、顧客の前では疲れた顔などできません。ITコンサルタントは顧客企業の上層部と打合せをすることが多く、会議などを病欠すると能力や誠意を疑われかねません。日常の健康管理も仕事の一部と心得る必要があります。

また、人間的な魅力も非常に大事です。顧客にはプロフェッショナルの立場で接し、時には耳に痛いことも言わねばなりません。

さらに、ITコンサルタントは礼儀正しくあるべきで、必要以上に恰好をつけたり、相手を見下した態度をとったりするのは厳禁です。同時に、顧客を怖がらず、毅然とした態度を貫くことも大切です。

そして、相当なコミュニケーション力も要求されます。伝えるべきことを正しく伝えるためには、話上手でなければなりません。また、それ以上に大切なのは聞き上手であることです。顧客にいかに共感してもらい、重要な情報を聞き出すことができるか?が仕事の質に直接影響します。  

②強いプロ意識を持った人

ITコンサルタントとして成果を出している人は、共通して強いプロ意識をもっています。
他社事例やフレームワークなどを振り回して自己満足するのではなく、顧客の経営課題の解決のために何をなすべきかを必死に考えて実践し、実際に結果を出すのがITコンサルタントのあるべき姿となります。

ITコンサルタントは顧客のIT戦略の立案を支援しますので、コンサルティングに着手する時点では、作業の方向性さえ定まっていないことも珍しくありません。そのため、SEのように顧客の支持を仰ぐことは基本的にできません。

なすべきことを自分で考え、むしろ顧客を導くくらいの気概が必要です。また、ただIT戦略を策定し終わりではなく、その後の工程、すなわち情報システムの要件定義から設計、運用、保守の成功までが自分の責任の範囲と認識し、戦略の実現性向上に配慮する事も求められます。

そして何よりも大切なのは、目の前の課題に対して明確な結論を出すことです。一般論を並べて話がどちらに転んでもよいように無難な言い方に終始するITコンサルタントも中にはいます。

しかし、そのような姿勢では顧客から支持されません。情報が不足しているなら、経営方針や同業他社の動向、顧客ニーズや現場業務の流れなどを調査し、得た情報を分析整理して、はっきりとした答えを出す責任があります。

また、熟考の末に出した結論であれば、たとえ相手が目上の人であろうと、自信をもって伝える姿勢も必要です。

③プラス思考な人

ITコンサルタントは、顧客の将来を左右する戦略レベルの問題を扱います。SEは不明点があれば上流工程の成果物を参照したり、顧客に質問できます。しかし、ITコンサルタントは顧客自身が答えを知らない問題に取り組むため、自分で考えて結論を出すしかありません。

ITコンサルタントが扱う問題のなかには、一見して解決不可能に思えるものが少なくありませんが、必ず解決策はある!と考える前向きな姿勢と、自他ともに納得がいく答えがでるまで考え抜くねばり強さが欠かせません。

したがって、ITコンサルタントには、知的労働をいとわず、考えることが好きな人が向いてます。実際、コンサルタントのなかには、他のチームが抱える問題に首を突っ込んで一緒に考えたがるタイプの人が少なくありません。  

④勉強熱心な人

ITコンサルタントは、ITに強い関心をもち、常に新しい知識を補充しなければなりません。それだけでなく、顧客が属する業界や業務知識、新しいコンサルティング手法についても貪欲に学ぶ姿勢が必要です。

とにかく多くの分野に幅広く関心をもち、勉強好きであることが求められます。ITコンサルタントの世界では知識量がモノをいいます。

したがって、研修受講や専門書購入、研究会参加などの自己投資と、誰からも学ぼうとする姿勢が欠かせません。また、学んだ重要なポイントを整理し体系化することで使える情報にすることも大切です。さらに、それを他人に教えていけば、自己理解を深めるとともに、伝え方の訓練にもなります。

しかしながら、習得できる知識の量には限界があります。そこで、できるITコンサルタントは、自分の不足している知識やノウハウを補完する為に、他分野の専門家やコンサルタントとの人脈を作ることにも真剣で余念がありません。

4.ITコンサルタントになりたい人はどうすれば良いのか!?

ITコンサルタントになるためには、「各分野のIT技術職に対する知識、問題解決に必要な論理的思考力、多数の技術者をまとめることのできる協調性」を身につけましょう!

多数のクライアントと交渉を行うことから、体力・忍耐力はもちろん、対外的なプレゼン能力や案件を同時進行する能力も必要です。

また、ITコンサルタントには高いITスキルのみならず、現状に甘んじることなく、常に問題解決に向けて挑戦を続ける姿勢が求められます。

さらに、コンサルタントの場合には会社自体の大きな問題点に対しての解決策を求められます。

その為、経営的観点であったり、膨大なデータから素早く課題を導き出す論理的思考、又、クライアントから適切に要望や不満をヒアリングするコミュニケーション能力も必要とされます。

それに加えて、その会社の業務に関する深い見識、さらには開発プロセスや設計の方法など、下流工程も理解していないとプロジェクトを進めることは難しいといえます。最近は特に専門コンサルティングファームが増えているため、それらの会社で競争に勝ち抜くためには個人としてもより高い専門性が必要であるといえます。

また、プロジェクトによっては膨大なデータを読み取り、それを解決するシステム構築までの一通りを全て行う場合があります。期日に加え、チームのマネジメントや、クライアントの要望など、様々な条件を満たすシステムを構築するのはかなり大変な作業です。その為、何よりも体力勝負な部分もあります。

他の業種と比べてミーティングや、ヒアリングなどの機会も多くあるので、すぐに行動できるようなアクティブな精神の方のほうが向いています。

*自己分析をしっかりと行いましょう。

上記の項目をしっかりと理解すれば、就活が少しでもうまくいくはずです。

深呼吸を行い、リラックスした状態で面接を受けましょう。