OAインストラクターに興味がある人はこれを見よう!

・「OAインストラクターって何なの?」
・「どんな魅力があるの?」
・「どんな人が向いているの?」
といった疑問にお答えします。

0.目次

1.OAインストラクターについて
2.OAインストラクターの仕事内容
3.OAインストラクターの魅力
4.向いている人

1.OAインストラクターについて

OAインストラクターは「オペレーター・事務担当者にパソコン・OA機器の操作法、エクセル・パワーポイントなどのソフトウェアの一般的な操作方法を指導し、VBA・関数の使い方など特定の業務に必要な高度なスキルを教える仕事」です!

スマートフォンなどパソコン以外の機器やソフトウェアの業務も豊富にありますから、パソコンに対して深い知識・経験が無くても活躍のチャンスは十分にあります。

インストラクターは教わる側のスキルに合わせて適切な指導・コーチングを行う必要があり、相手の理解度に合わせた説明をするコミュニケーション能力が求められます。

また仕事全体の流れを掴んで、「何が出来るようになるまで指導することを求められているのか」を理解するセンスも大切です。

2.OAインストラクターの仕事内容

OAインストラクターの仕事内容は「パソコン選び、入力デバイスの使い方、安全な利用方法、ソフトウェア・アプリケーションの使い方、バックアップ・データ保存の方法」の5つです!

➀パソコン選び

初めてパソコンを使う初心者や、特定の用途に最適なパソコンを選びたい人に向けて、OS(オペレーティングシステム)やパソコン本体の選び方を助言します。
OSとはパソコンを動かすための基本ソフトのことで、代表的なOSは「Windows」と「macOS」といった種類があります。パソコン本体の種類には、デスクトップ型・ノート型・タブレットという形状があります。処理性能は、メーカーやグレードによって異なりますので、用途に応じたパソコンを選んで提案するための知識が必要となります。 たとえば、ビジネス用途で文書作成や簡単な表計算を行うのであれば、処理性能が必要以上に高くないパソコンを薦めたり、同じビジネスユースでもクリエーターとのやり取りが多い場合には、ファイルの互換性を高めるため、クリエーターの利用シェアが高いmacOSを薦めたりすることもあるでしょう。 パソコンインストラクターによるパソコン選びの指導によって、受講者は利用目的に応じたパソコンの選び方が身につきます。

➁入力デバイスの使い方

初心者には、キーボード・マウスといった入力デバイスの使用方法から指導することもあります。

キーボードには「かな入力」と「ローマ字入力」があることや、マウスの右クリック・左クリックの役割などを説明し、受講者の習熟度に合わせて、ショートカットキー・タッチタイピング(ブラインドタッチ)なども指導します。

➂安全な利用方法

パソコンの安全な運用方法を指導するのもOAインストラクターの役目です。

自身のパソコンには、パソコン起動時のパスワード設定を指導したり、共有パソコンではEC・SNSサイトを利用した場合には終了時にサインアウトするよう指導したりして、なりすまし・悪用を防止します。

また、インターネットを安全に利用する為に必要なセキュリティソフトの導入、ファイアウォールの設定、フィッシングサイトのような詐欺サイトの存在について教えることも重要です。

➃ソフトウェア・アプリケーションの使い方

ビジネスで利用頻度が高い表計算ソフトや文書作成ソフトの利用方法や、インターネットブラウザを使ったネットの閲覧方法、E-mailの活用方法などについて指導します。

ビジネス用途で使われることが多いソフトウエアとしては、表計算ソフトのExcel、文書作成ソフトのWord、インターネットブラウザとしてChromeやMicrosoft Edge、メーラーのOutlook、ブラウザベースのメールサービスであるGmailなどがあります。

このうちExcel・Wordについては、後述するMOSというマイクロソフト公式資格があり、取得しておくと指導する際に役立ち、最近ではGoogle社のクラウド型表計算ソフトであるGoogleスプレッドシートやGoogleドキュメントなどを利用する企業も増えており、今後はそれらの使い方を教える機会が増える傾向があります。

更に受講者のパソコン利用目的によっては、Photoshop・Illustratorなどのデザイン系ソフトや、CAD、動画編集ソフトなど、より専門的なソフトウエアの使い方の指導をすることもあります。

➄バックアップ・データ保存の方法

作成したデータの保存や、もしもパソコンが壊れた時に必要となるデータバックアップについても、OAインストラクターが指導します。

近年ではスマートフォンのデータや、パソコンで作成したデータを、クラウドストレージというオンライン上の仮想ドライブに保存することが多くなりました。

そこで、Google DriveやiCloud、Dropboxなどのクラウドストレージを活用したデータの保存についても教える機会が増えると見込まれます。

また、クラウドストレージを活用すればスマートフォン・パソコンで同一のデータを編集するといった作業が容易になる為、スマートフォン・パソコンを連携させて場所を選ぶことなく、ビジネスなどでのデータ活用が進み、クラウドストレージを使ったデータ保存に関する指導のニーズは高まると考えられます。

3.OAインストラクターの魅力

OAインストラクターの魅力は「生徒の成長を見守れること、感謝の言葉が貰えること、独立も可能であること」の3つです!

➀生徒の成長を見守れること

OAインストラクターにとって魅力を感じることの一つは、自分が指導している生徒の成長を見守れることです。

最初は出来なかったこと、分からなかったことも、少しずつ覚えてスキルアップしていく姿を間近で見られることは、非常に嬉しいことです。

また、生徒のスキルが向上すれば、自分の指導方法が間違っていなかったのだという自信にも繋がり、生徒の理解力はピンキリであり順調に行くことばかりではありませんが、沢山の生徒との出会いを通じて、先生としても成長していくことが出来ます。

➁感謝の言葉が貰えること

また、自分が関わった生徒から「ありがとうございます」と感謝の言葉が貰えることもOAインストラクターの喜びです。

「先生」と慕って貰えるのはやはり嬉しく、生徒の為に更に頑張ろうという気持ちになり、一人ひとりの生徒に合った指導をし、生徒が喜んでくれる顔を見ることが出来るのが、この仕事の魅力です。

➂独立も可能であること

OAインストラクターは、基礎的なパソコンの操作方法はもちろん、グラフィック・プログラミングなどの専門的なソフトの扱い方など、生徒の目的に応じて様々なことを教えていきます。

最近では老若男女幅広い世代の人がパソコンを日常的に利用するようになっている為、OAインストラクターの需要は高まっています。

指導の場も広がっており、パソコンスクールに勤務することだけでなく、独立してパソコン教室を開講したり、出張レッスンをしたりと、多様な働き方が出来るようになります。

今後もパソコンインストラクターのニーズは増えていくことが予想され、自分の意思次第で様々な活躍の仕方があるということは、キャリアを考えて行く嬉しくてで魅力の一つだと言えます。

4.向いている人

OAインストラクターに向いている人は「人と関わるのが好きな人、根気強い人、自らも勉強し続けられる人」です!

➀人と関わるのが好きな人

OAインストラクターというと、「人一倍パソコンに詳しい人にとって向いている仕事」と考えるかもしれませんが、実はパソコンが好きである以上に、人が好きという人に適している仕事と言えます。

OAインストラクターにとって大事なことは、パソコンの使い方・ソフトの使用スキルを高めたいと思っている生徒に対して、それらを分かりやすく指導していくことです。

学校の先生と同様に、生徒の成長を手助けすることが役割であり、困っている人を助けるといった一面がある為、人を喜ばせるのが好きな人にこそ向いている仕事です。

笑顔で、明るく生徒さんと接することが出来るOAインストラクターは生徒からの信頼を集めやすく、仕事もスムーズに進めやすいでしょう。

➁根気強い人

パソコンインストラクターが指導する生徒は、老若男女様々であり、中には高齢で、それまでパソコンに全く触れたことのない様な人もいますし、理解力は生徒によって異なるため、教えたことを直ぐには理解して貰えないことが少なくありません。

そんな時に「何で分からないの!」と直ぐイライラしてしまうのではなく、生徒がわかるまで根気強く教えられるタイプの人に向いていると言え、生徒の理解度・年齢に応じて、適切な接し方を考えていくことも重要です。

➂自らも勉強し続けられる人

人に教えると言うことは、想像以上に大変であり、より分かりやすい指導をする為に、自分自身も常に勉強を続けていかなくてはなりません。

特にパソコン・パソコンの専門ソフトは日々進化している為、生徒に対して新しい情報を正しく伝えていくこともOAインストラクターにとって大事な仕事です。

教える立場になったからと言って「自分は完璧だ」などと思わずに、向上心を持って勉強し続けられるようなタイプの人が、OAインストラクターには向いています。

上記の事項を知る事で、自信を持って就活ができることでしょう。
是非、参考にしてみてください。

笑顔を忘れずに、面接に励み、内定を勝ち取りましょう。